【Sh2-36】
赤経:16h05m30s 赤緯:+00゚23' 40"
星座:へび座
視直径:45'
他カタログNo.:-
ニックネーム:-
南中日時(@東京):4月4日03時,5月20日00時,7月4日21時 ※あくまで目安です。
撮影日時:2023/06/17 22:03
撮影地:新潟県十日町市
撮影機材:キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,StarScapeフィルター使用,
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,ペンシルボーグ+QHY5LⅡM+StellaShot2により恒星ガイド
撮影条件:ISO1600,露出5分×12コマ
画像処理:Digital Photo Professional4にて現像,ステライメージVer.8,PhotoshopCS3にて処理
トリミングあり
メモ:へび座(頭部)の南端近くにある極めて淡い分子雲です。データ上は満月サイズを超える視直径
(45')を有しますが、輝度が低過ぎるため眼視観望の対象にはななりません。近くにあるSh2-33
と同じく撮影対象としても難物で、夜空の暗黒度と透明度に恵まれた好条件下で長時間露出を
行った上で、強力な画像処理を施してようやく浮かび上がってきます。なお、他の分子雲系の
天体と同様で、輝線星雲に特有の発光波長(HαやOⅢなど)に合わせたバンドパスフィルター
はコントラスト向上にはほとんど効果がありません。愛称などは特に付いていないようですが、
形は何となく「火の鳥」に似ているような感じです。
星図:
AstroArts社ステラナビゲータにて作成