無謀じゃないよ

今日はホルモン剤を処方してもらってきました。私は、もともと男の子の体で生まれましたが、現在は女性として生活しています。性同一性障害 (GID) 治療の一環として、定期的に病院でホルモン剤を処方してもらっています。

私が通っている病院の医師はとっても気さくな先生で、落ち込んだときや弱気になったときにも話を聞いてくれます。もちろん、長々と話していると他の患者さんの診察に影響してしまうので、患者がごく少ない時間帯に手短に話しますが、もっと相談したいと思うほどの名医です。精神科でもないのに、体のケアだけでなく、心までサポートしてくれるのです。看護師さんも優しくて笑顔が明るい人です。柔らかい医師の人柄が病院全体に広がったような、そんな病院です。

今日は診察中に、世界を広げたくてアルバイトを探していることを医師と看護師さんに白状しました。
「この私がバイトを探すなんて、無謀な挑戦かも」
「みぃさんなら無謀じゃないよ。自信を持って」
医師も看護師さんも口をそろえてそう言ってくれます。ありがとう。自信を持って面接に臨めるよ。

写真屋さんで証明写真をプリントして、次の準備も万端。

あ、そうそう。靴を買っちゃいました。

あーぁ、次の仕事が決まってないのに買っちゃった。

でも、元の値段から3割以上引かれてたから、いいでしょ?

採用されたら、バッグも買っちゃうもんねー！

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