みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

去年のアルバム (5月)

2008年05月31日 23時06分53秒 | 日常のあれこれ
jinja007.jpg: 日牟禮八幡宮の灯ろうと提灯
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/100s), ISO200, WB=Sunny (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化をたどります。今回は、2007年5月に掲載した写真から5枚を選びました。

1枚目は、近江八幡 (おうみはちまん) の神社で撮ったもの。当時は、とりあえずこの辺で1枚、という感覚で撮りました。撮ったときはただの風景だと思っていましたが、しばらく見ていたら、だんだん気に入ってきました。何がいいのかは、よく分かりません。

leaf0005.jpg: ツタの葉
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/800s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

つややかなツタの葉。葉の縁が赤くなっていて、緑が一層引き立ちます。

私は緑色が好きです。とにかく緑色のものによく反応します。一口に緑色と言っても、草や木によって色合いはさまざま。みんな好き。

tree0007.jpg: 柳
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and LEE Graduated ND 0.6 Soft filter, Manual exposure (F=5.6, SS=1/160s), ISO200, WB=Sunny (-2), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

ブログ記事第1000回記念の写真も緑色。光、特に夕日や雨の中で輝きを増す緑が好きで、目に留まるたびによく撮ります。先日も、夕日と草の組み合わせで駐輪場を撮りました。

別に何かを表現する意図があるわけではなくて、単に「今日こんな景色を見たよ」と家族や友達に話すような感覚で撮っています。

何かを表現しようと撮るわけでないのは、去年も今も、2年前も3年前も同じようです。

road007.jpg: 街路樹に並べられた軍手
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/400s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

低く刈り揃えられた街路樹の上に並べられた軍手。洗濯された後なのでしょう。光景が面白いと同時に、のどかだと感じて撮りました。くつろぐ軍手たちの声や寝息が聞こえてきそうです。

私は、小さい頃から、物に感情移入して見る傾向があります。ひとつひとつの物にも魂があるような気がしてならないのです。なので、物に八つ当たりしたことは、過去に数えるほどしかありません。物に八つ当たりした後は、決まって罪悪感と後悔の念を引きずります。

flower075A.jpg: 枯れたツバキの花
COOLPIX 3100, Programmed AE (F=2.8, SS=1/20.4s), -0.3EV, ISO100, WB=Cloudy, f=5.80mm (35mm-equivalent: 38mm)

枝から落ちずに、形をとどめたまま枯れたツバキの花。これも「こんなのを見たよ」系の写真と言えるでしょう。

最近の写真は、自分の感情を抑え込んでいるというか逆らっているというか、そんな気がします。感情の起伏に素直に従って、もっと自由に気軽に「こんなのを見たよ」系を撮り歩けたらいいんだけど。



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去年のアルバム (4月)
去年のアルバム (6月)

うたた寝

2008年05月30日 19時06分44秒 | 日常のあれこれ
mom0001.jpg: うたた寝中の母
COOLPIX 3100, Programmed AE (F=4.1, SS=1/3s), -0.7EV (Matrix metering), ISO 346, giving EV 3.9 at ISO 100, WB=Sunny, f=13.0mm (35mm-equivalent: 86mm)

テレビを見ていたはずの母が、いつの間にか寝ていました。

撮影メモ


ISO感度が自動制御されて中途半端な値になっています。このままでは、おうちスナップの露出の参考として使いにくいので、撮影データにEV値も併記しました。おうちスナップにどっぷりハマってしまったら、明るい単焦点レンズを買うかも知れないので。

見納め

2008年05月29日 23時04分00秒 | 気ままにお出かけ
italiamura070.jpg: イタリア村にて。橋と建物
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/160s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

italiamura071.jpg: イタリア村にて。運河に建物が映り込む
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/200s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm), Contrast increased

italiamura072.jpg: イタリア村にて。白いポール
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

italiamura073.jpg: イタリア村にて。植木と看板
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/30s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

italiamura074.jpg: イタリア村にて。マスコミの機材
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=4.5, SS=1/80s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

在庫処分セールの最終日。正門前に陣取ったマスコミの機材。脚立なんか持ち込んで、かなり気合入ってるなぁ。

ポリ袋の中は……ボーノ君のぬいぐるみ! 買うのをきっかけにして取材に食い込んだのか、同僚へのお土産なのか、記念品なのか。

5時になり、係の人が正門の鉄扉を閉め、鎖を通して鍵をかけました。一斉に始まるマスコミの撮影。

イタリア村が再び閉鎖されました。



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石造り

2008年05月28日 19時21分23秒 | 気ままにお出かけ
italiamura067.jpg: イタリア村にて。花とレリーフ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/640s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

今まで何度も見ていながら撮っていなかったレリーフ。見過ごしてきたものに着目してみる。

italiamura068.jpg: イタリア村にて。柱の彫刻と木戸
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.0, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

雰囲気のある柱。最新の素材や工法を活用しつつも外観や内装は伝統を引き継いだ建物にあこがれます。

日本各地で建設されるショッピングモールやスーパーは、みんな画一的な表情をしています。外観と内装を和風に仕立てようという粋な会社はないのかなぁ。

italiamura069.jpg: イタリア村にて。案内標識
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/500s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

案内標識。我も撮ってみんとす。

よく撮られる題材ですが、私がイタリア村で案内標識を撮るのは初めてのような気がします。今まで、それだけ中望遠から遠ざかっていたということでしょう。

今回の記事では、石造り (風) の写真を集めてみました。



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夢の跡

2008年05月27日 18時58分35秒 | 気ままにお出かけ
italiamura064.jpg: 散乱する空き箱。ガラス窓に通行人が映り込む
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/800s), +0.7EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

ガラス工芸品店のショーウィンドウ。無造作に開けられて放り出された空き箱と商品が散乱していました。

この日はイタリア村在庫処分セールの2日目。以前はこのショーウィンドウも鮮やかにディスプレイされていたものですが。

italiamura065.jpg: 飲食店のガラスに映り込む通行人
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=9.0, SS=1/400s), -0.7EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm), Contrast increased

ひと気のないレストランのテーブル。ピンと張られた白いテーブルクロスの上には、食器が整然と並べられています。誰も来ませんが。

撮影後記


ふとガラス越しに見かけたのが、散乱する空き箱と商品。無造作に開けられて放り出された空き箱を通して、イタリア村の盛衰を見るようでした。

うん、いい被写体だ。

しかし、通行人の姿がガラスに映り込んでしまい、散乱する空き箱を思うように撮れません。あいにくPLフィルターは用意していませんでした。この日に限らず、長期の旅行でない限りPLフィルターは持ち歩いていません。普段使わないからと言って持ち歩かないでいると、必要な場面に出くわすものです。さて、どうするか。

映り込むなら、写し込んでしまえ。

開き直れば話は早いです。通行人の姿がはっきりと映る場所まで回り込むと、どうでしょう。無造作に放り出された空き箱と商品に、大勢の客の姿が多重露光のように重なって、まさに盛衰を象徴するような雰囲気に仕上がりました。

それが1枚目の写真 (italiamura064.jpg) です。

その場の条件に逆らわずに素直に撮ると、意外といいものが撮れます。(いいと思っているのは私だけ?) ISO感度を戻し忘れているのが難点ですが。

人間の想像力なんてたかが知れています。「事実は小説より奇なり」と言います。撮影者が個人的に信奉する理想を被写体に押し付けたり、特定のイメージを追いかけたりしていると、自分の想像力の範囲内の写真しか撮れません。

撮影者がどれだけ色やら形やら構図やらを深く追究したとしても、この世界で次々に生み出される偶然にはかないません。人間の頭が作り出したものは、しょせん、その人の知識や経験の半歩先にしか到達できないのです。

その場の条件が語りかけてくる声を素直に受け止めることができれば、自分の知識や経験をはるかに、しかも軽々と越えた世界を見ることができます。

ファインダーから見えるものに邪魔なものなんてありません。邪魔だと感じるのは未熟な証拠だと自分を戒めています。

1枚目の写真は、今回イタリア村で撮影した中でも出色の1枚だと満足していますが、痛々しい。できれば、こんな写真は撮りたくありませんでした。

1枚目の写真は空き箱にピントを合わせましたが、通行人にピントを合わせるのも、ひとつの考えです。

italiamura066.jpg: 散乱する空き箱。ガラス窓に通行人が映り込む
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/1000s), +0.3EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

3枚目 (italiamura066.jpg) のほうが痛々しさは抑えられています。どちらの写真を掲載しようか迷いに迷って、私は1枚目 (空き箱にピントを合わせた写真) を選び、この記事のトップに据えました。



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