D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and LEE Graduated ND 0.6 Soft filter, Manual exposure (F=4.0, SS=1/640s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化をたどります。今回は、2007年4月に掲載した写真から5枚を選びました。
5枚とも長崎旅行のときのものです。長崎旅行に関して帰宅後に書いた記事は42本。ずいぶん長く連載したものです。ブログへの掲載が写真の整理を兼ねているので、こんなものでしょう。あまり長く連載しすぎると季節を外してしまいますが、建物の写真が多かったので、変に浮いてしまうこともなく収まった……と自分では思っています。
1枚目の写真は、路面電車の停留所で、ガラスの壁に描かれたステンドグラス風の絵がベンチに映っていたもの。私は、場の雰囲気に浸るのが好きです。浸った結果として、写真を撮りたくなれば撮ります。そんな私には広角がぴったり。私にとって写真は謎解きではないので、絵が映り込んだベンチだけをクローズアップする撮り方はできません。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=5.0, SS=1/640s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
私にしては珍しいなぁ。望遠で撮ってるわ。水の白飛びはこんな感じでいいかな? もう少しディテールが写ったほうがいいかな。
この写真を撮影したのは3月21日ですが、涼しげな水しぶきが初夏にぴったりです。蔵出し企画には、写真を選択するときの気分も色濃く反映されます。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/250s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
やや遠近感が強すぎるでしょうか。後ろに下がれない状況だったので、焦点距離17mm (35mm判換算で25mm) を選択していますが、24mm (35mm判換算で36mm) で撮ればもっと落ち着いた写真になるはずです。
ただし、窓の片隅から通りを見下ろしており、少々心理的な不安定さも感じさせる構図なので、遠近感を強調して不安定感をあおり立てるという考え方もあります。この場合にどの焦点距離を選ぶかは、いろいろな側面から検討してみる必要がありそうです。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=3.3, SS=1/40s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)
島原鉄道の車内。木の窓枠も、レバーを握ってロックを解除する窓も、溝にはめ込むタイプのブラインドも、どれもこれも昔風。こちらは、素直に24mm (35mm判換算で36mm) でふわふわっと。
のどかなローカル線に見えますが、意外と人が乗ります。このときは座席が半分ほど埋まっていました。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Programmed AE (F=2.8, SS=1/20s), 0.0EV (Matrix metering), ISO1600, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm), Grayscaled
最後の2枚はノスタルジックな写真を選んだことに気づきました。最近、疲れてるのかも。天地がひっくり返るくらいの気分転換をしたい。
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