実家でびわの実がたくさん穫れました。
前回のびわの種の炊き込みご飯に続き、今回はびわ種粉を作ってみます。
びわの実の果肉は甘いんですが、あまり種は注目されずに捨てられてしまうことが多いと思います。うちも去年までは種の利用法を知らずに捨てていましたが、種も自然の恵みですから、使えるなら有効利用したいものです。びわの種にアミグダリンとかいう物質が含まれていてガン予防効果があるとか健康にいいとかいう話はおまけね。一番大事にしたいのは自然の恵みを無駄なくいただくこと。
この前調べたびわ種粉の作り方を再掲します。
びわの種の粉の作り方 (「田舎の便り」より引用。一部表記を変更しました)
- 種を1日、日干しにして乾燥させる。
- ミキサーにかけ細かく砕き、フライパンなどで最初は強火で、水分が少なくなってきたら弱火にして焦がさないように加熱し、水分を飛ばす。
- パラパラになったら目の細かいふるいでふるう。
- ふるいに残った粒の大きいものを再度火にかけて煎り、ミキサーにかけて細かくし、ふるいにかける。
- (4) の工程をもう一度繰り返して終了する。出来上がりの粉末2グラムが種2個分です。
粉末にする際は粉が飛び散り、周りを汚します。新聞紙などの敷物でガードなさることをおすすめします。
飲用のほか、水を加えてペースト状にして塗布することもできます。
種は生でも冷凍のものでもかまいません。種は冷凍での長期保存が可能です。
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びわ種粉を作るのは初めてでよく分からないので、とりあえずこの流れに従って作ってみます。
びわの種を用意します。
種を覆っている皮をむきます。取り出したばかりの種はヌルヌルしてて手が滑りやすく、作業しにくいので、いったん種を水洗いしてヌルつきを取っておくと皮をむきやすくなります。皮は意外と薄くて、取っ掛かりさえできれば簡単にむけます。爪が汚れちゃうのが難点ですが、おしゃべりしたりテレビを見たりしながら楽しく作業できますよ。
こんなにたくさん皮をむきました。
丸一日かけて天日で干して乾燥させます。
種が乾燥したら、ミキサーやミルにかけて細かく粉砕します。
こんな感じで粉砕できました。まだ大きい粒が残ってますけど。
粉砕した種をフライパンで煎り、水分を飛ばします。焦がさないように注意しないとね。先ほどの作り方では、最初は強火で、水分が飛ぶにつれて弱火にして煎ると説明されていました。
きな粉のような香ばしい香りが立ち上ってきます。
ひととおり煎りました。
先ほどの作り方によると、この後、目の細かいふるいにかけて大きな粒をより分けると説明されていましたが、目の細かいふるいがなかったので、全部まとめてミキサーで粉砕しちゃいます。
粉砕しなおした粉をフライパンに戻して再び煎ります。粉が細かくなってるのが分かるでしょうか。
煎って水分を飛ばした後、もう一度ミキサーにかけ、再び煎ります。
できあがり! ヾ(≧∇≦)〃
こんな感じに仕上がりました。
冷めたら空き瓶に入れておきましょ。
びわの実レポートの目次は →
こちら (葉や種の利用法も紹介しています)
「
びわの種の炊き込みご飯」 ← 前のびわの実レポート
制作:
モデル (手タレ): みぃ母
撮影: みぃ