みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

長崎旅行写真集・5 (小さな木の家)

2007年03月31日 19時06分09秒 | いのち
architecture053.jpg: 如己堂
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.8, SS=1/25s), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

如己堂 (にょこどう) を訪ねました。「己の如 (ごと) く人を愛せよ」との聖書の一節から命名された、小さな小さな家。永井隆博士が療養していました。

architecture054.jpg: 如己堂の縁側
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and Kenko circular polarizer C-PL(W) Vernier, Manual exposure (F=3.5, SS=1/25s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

素朴な木の縁側。かつて多くの人が訪れたであろう縁側も、ひっそりと、ただひっそりと時を送るのみ。

architecture055.jpg: 如己堂の縁側
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W) and Kenko circular polarizer C-PL(W) Vernier, Manual exposure (F=3.5, SS=1/25s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

部屋は2畳ひと間とごく小さいのですが、横になったまま手を伸ばせば何にでも手が届くこの部屋を博士はいたく気に入っていたそうです。

architecture056.jpg: 如己堂裏の植え込み
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.0, SS=1/40s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

如己堂の裏手には、小さな植え込みがありました。昔もいろいろな木が植えられていたのでしょう。



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長崎旅行写真集・4 (鉄路延びる道)

2007年03月30日 19時46分06秒 | 気ままにお出かけ
rail001.jpg: 長崎駅前の路面電車軌道
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.3, SS=1/640s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

フェリーから高速バスに乗り継ぎ、長崎駅前に到着しました。駅に向かおうと歩道橋の階段を上ると、開けた視界の下に、路面電車の軌道が緩いS字カーブを描いて延びていました。

長崎には路面電車が走っていると聞いていましたが、目の当たりにするのは初めてです。

グォーンと低いモーター音を響かせて、S字カーブを路面電車が走っていきます。

ガタン、ゴトン。

まさしく鉄路の音です。

道路の真ん中に鉄路の音。初めての光景です。

路面電車は、ガタン、ゴトンと重い音を立てながらバスのような速さで走ります。長編成の快速電車のように軽快な音ではありません。ずっしりと沈む重い音に、身近な足としての親近感がわきます。

歩道橋から電停に下り、缶詰のような小さな鉄の車体に乗り込むと、駅前で聞いたあの音に包まれました。

グォーン、ガタン、ガタン、ゴトン……。

電車は左右に小刻みに体を揺らし、ときどき信号で止まりながら、大通りのど真ん中を走り抜けます。

路面電車は1両編成のワンマン運転ですが、バスではありません。ボタンを押して運転士に知らせないと停留場には止まりませんが、バスではありません。1両編成の電車なんて、過去に乗った記憶がありません。ちょっと不思議な感覚です。

road006.jpg: 道路
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.0, SS=1/250s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=24mm (35mm-equivalent: 36mm)

名残惜しいのですが、目的地で降ります。運賃は100円でした。どこまで乗っても1回の乗車につき100円と、とても安く設定されています。バスの運賃が東京や名古屋で200円、京都で220円と軒並み200円を超えているのに比べると、圧倒的な安さです。これなら気軽に乗れます。

サントス通りを歩いていると、歩行者用道路を見つけました。近くに小学校があるため、時間を区切って歩行者専用にしているようです。

歩行者を歩道橋に追いやって自動車が我が物顔で走り回っていた長崎駅前とは対照的。道の基本は人の通行です。アクセルさえ踏めば簡単にスピードを出せる自動車なんか優先しなくていい。人に優しい道がいい。人が主役の道がいい。



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長崎旅行写真集・3 (春色中島川)

2007年03月29日 19時39分17秒 | 草木をめでる
plant008.jpg: オッタチカタバミと編笠橋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/250s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

日差しは既に初夏の面影をたたえています。何も知らずに都会で過ごしているうちに、いつの間にか川原も草花で彩られる季節になっていたようです。固くらせん状に絞られたつぼみが、少しずつ少しずつ緩んでいきます。

plant009.jpg: オッタチカタバミと編笠橋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/400s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

編笠橋のたもとでは、川原に降り注ぐ春の光をいっぱいに浴びて、黄色い花がまぶしく輝いていました。花の大きさは、親指と人差し指で小さい輪を作った程度。

家で調べてみたところ、この花はオッタチカタバミだろうという結論に。北アメリカからの帰化植物らしいです。かわいそうに、人間のせいで悪者にされちゃったのね。

plant010.jpg: カラシ (?) の花と桃渓橋 (ももたにばし)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=13, SS=1/160s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm), Rotated clockwise

桃渓橋 (ももたにばし) の手前にも黄色い花が咲いていました。雑草と呼ばれる草にも、ぬるむ風を喜び、命をつなぐ季節が訪れました。

残念ながら、名前は分かりません。(クロガラシなど、カラシの仲間?) 知ってる人がいたら教えてね。

sakra078.jpg: 八重桜
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=7.1, SS=1/400s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

こちらは八重桜。桜の中では、ピンク色の花と緑色の葉っぱが同居して色鮮やか。八重桜は花が咲く時期に葉っぱも出ていることが多く、楽しみです。

撮影日: 2007年3月21日
撮影地: 長崎市、中島川沿い



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長崎旅行写真集・2 (出島の春)

2007年03月28日 18時08分38秒 | 草木をめでる
plant007.jpg: 出島のタンポポ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=6.3, SS=1/320s), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

長崎にも春が訪れ、草花が喜びに踊っていました。

出島の向かいにある公園では、タンポポが春を胸いっぱいに吸い込んで黄色い花を咲かせていました。花が咲いている茎は1~2cmとごく短く、まるで地面に直接花が咲いたかのようです。

撮影日: 2007年3月22日
撮影地: 出島



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長崎旅行写真集・1 (春の入り口)

2007年03月28日 17時52分58秒 | 草木をめでる
sakra077.jpg: 梅の花
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=6.3, SS=1/1250s), ISO500, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

島原に春がやってきました。桜の花は咲き始め。木によって ひとつふたつ咲いている程度ですが、これから本格的に暖かくなる前ぶれです。

雲ひとつない青空とうららかな春の日差しに包まれて、島原城の中をぶらぶら散策。城内の公園では、お年寄りがゲートボールに興じています。

撮影日: 2007年3月23日
撮影地: 島原城内の梅園

今回の反省


またまたISO感度の戻し忘れ。この日は、昼頃まで気づかぬままISO500で撮影していました。シャッタースピードが速いとは思っていたのですが、スカッと晴れていたので「こんなもんだろう」と納得していました。



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