みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

台風でも平気

2012年09月30日 23時09分49秒 | 日常のあれこれ
朝は穏やかに晴れていました。風のほとんどない静かな朝でした。半袖のパジャマから出た腕に触れる空気が冷たいことも、いつもと変わりません。夏に未練を残すかのようにアサガオが1輪咲いていました。

夕方から雨が、次いで風が強くなりました。雨が巨大なカーテンとなって風に揺れ、窓に覆いかぶさります。家を丸ごと高圧洗浄するとこのような感じになるのでしょうか。

台風17号が見事に本州に上陸しました。私の住む地域も、しっかり暴風域に入りました。

しかし、恐怖はありません。既にすだれを巻き上げ、物干しざおを下ろしています。強風で物が飛んできて窓ガラスが割れることがないように雨戸も閉めました。がけ崩れや洪水の恐れがない地域なので、この程度の対策で十分に台風をしのげます。

これだけの風雨の中でも平気でいられるのは、現代の住宅が強固な証拠です。昔の家は台風で簡単に破損したでしょう。当時の人は、台風が来ると恐ろしくて仕方なかったはずです。

もちろん、治水が進んで洪水が起きにくくなったことも、気象衛星やコンピュータの活用で台風の進路を予測しやすくなったことも、安全に寄与しています。普段はまったく忘れて生活していますが、陰でいろいろなものに守られていることを台風が教えてくれました。

これだから最近の……

2012年09月29日 23時01分46秒 | 日常のあれこれ
お風呂に入ろうとしたとき、キッチンの床を、長さ3cmほどの黒く細長い影が横切りました。ゴキブリです。先日遺体で発見されたものと同じ種類でしょう。床の上を数cm歩いては止まり、また数cm歩いては止まり、じりじりと進んでいきます。

手近にあった資源ごみから新聞の折り込みフリーペーパーを取り、丸めて構えました。そーっと間合いを詰めます。

たたくタイミングを計っている間に敵は家具の裏に入り込んでしまいましたが、ホウ酸団子の場所でしばらくとどまり、おもむろにUターン。

あら、お召し上がりにならないのね。

今どきのゴキブリはホウ酸団子などという古風なものは好まないのでしょうか。おばあちゃんの知恵が詰まっているというのに。まったく、これだから最近のゴキブリは……。

仕方ありません。粘り強く待ち、家具の裏から出てきたところを、

パシーン!

クリティカルヒット。1発で仕留めました。ゴキブリ退治も上達したものだと、毎度のことながら自画自賛。今月発見したゴキブリは、これで5匹目です。うち4匹はたたいて仕留め、1匹は既に死んでいました。ゴキブリとの遭遇が妙に多いです。近いうちに大地震が来る前兆……ではないでしょう。それなら、家の中を歩き回るのではなく、家から逃げていくはずですから。

ボン、キュッ、ボン

2012年09月28日 23時19分58秒 | お仕事・学び
レッスンをICレコーダーで録音し、家で復習するようになって、はや1年。既に教室では、私がレッスンを録音していることが周知の事実になっています。

先日、レッスンの後に、隣にいた受講生が私のICレコーダーに目を留めて聞いてきました。レッスンの録音に関心を持ったようです。
「それ、いくらするんですか」
「確か7~8000円でしたよ」
「自分の仕事を持ってる人は、そんなのを買っちゃうんですね。私にはとても……」

その人は、結婚して子供もいる女性です。まだ子供が小さく、ご主人の収入が頼りのようです。自分が自由に使えるお金が少ないので、ICレコーダー1台とて簡単には買えないと言います。

ICレコーダーを買うお金がないと言う彼女の考え方を、私は理解できません。

彼女も毎月レッスン料を払っています。それだけのお金があるのですから、ICレコーダー1台くらい、たいした出費ではありません。レッスンを録音して家でよく復習することで、学習効果が飛躍的にあがり、レッスンのコストパフォーマンスが上がります。ICレコーダーを活用することで、食器を洗う時間も、ベランダで洗濯物を干す時間も、全部勉強の時間に変わります。1回分のレッスン料を払って2回、3回のレッスンを受けるようなものです。すぐに元は取れるはずです。安いICレコーダーなら、5000円か6000円で買えます。この金額を1年 (12ヶ月) で割れば、1ヶ月あたり500円にしかなりません。

毎月レッスン料を払っていながら、月に500円の出費を惜しむところが、私には理解できません。少しお金を追加するだけで、支払ったレッスン料の何倍もの成果があがるのに。こういうところにお金を惜しんではいけません。

締めるところは締めて、出すところは出す。

ボン、キュッ、ボン。

……この例えでいいのかな?

ちなみに、私がレッスンを録音するようになって1年が経ち、講師も他の受講生も私がレッスンを録音していることを知っていますが、レッスンを録音している人は私以外にまだひとりしか見たことがありません。その人は1ヶ月ほどレッスンを録音していましたが、引っ越しに伴い、レッスンをやめました。今では、私以外にレッスンを録音している人はいません。

彼岸花咲く時期

2012年09月27日 23時03分58秒 | 草木をめでる
実家の庭の片隅で、彼岸花が咲きました。そんな季節になったわけです。山里に秋を訪ねたことを懐かしく思い出します。

朝晩涼しくなりましたが、それでも窓を閉めて肌掛け1枚で快適に寝ることができます。

ところが20年ほど前、9月下旬に差しかかろうという頃の夜に寒くて仕方なかった記憶があります。涼しいなんて悠長なものではありません。あまりの寒さに毛布1枚では耐えられず、冬用の羽毛布団をかぶりました。

そんなに寒かったはずの9月下旬ですが、少なくともここ5年はそんな9月を経験していません。5年ほどでは温暖化したかどうか判断できませんが、ここ5年ほど暖かいことは確かです。

白い朝の読書

2012年09月26日 22時30分38秒 | 日常のあれこれ
昨夜は寝つけなかったので、朝5時に起きました。まだ夜は明けていないと見えて、外は暗く、朝をついばむ鳥の鳴き声も聞こえません。

蛍光灯のひもをコチコチと2度引っ張り、文明の明かりの下で朝食。いつものように机いっぱいに新聞を広げて読みながら。どうして新聞を読みながら食べるかというと、ときどき落としたりこぼしたりするからです。机を拭く手間を省くために、新聞をランチョンマット代わりにするわけ。

朝食は、新聞を半分ほど読み終わったところで食べ終えてしまいました。さっさと歯を磨いて食器を洗い、新聞の残りを読みます。

いつの間にか夜が明けていました。冷たい東の空が白く光っています。朝晩の空気は冷たくなりました。そう、冷たくなりました。冬よりずっと気温は高いのですが、半袖のままの薄いパジャマから出た二の腕をなでる空気はひんやりとします。

まだだらだらしていたい気分。昨日図書館で借りてきた本を引っ張り出しました。

部屋の明かりを消し、窓際に腰を下ろします。障子いっぱいに差す朝日を明かりに本を開くと、白いページに整然と並んだ活字が情熱的に語り始めました。静かな朝の、熱い読書。