みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

去年のアルバム (9月)

2008年09月30日 23時03分39秒 | 日常のあれこれ
ship059.jpg: 南極観測船「ふじ」
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=5.6, SS=1/200s), ISO200, WB=Cloudy (-1), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

毎月1回の蔵出し企画として、1年前に撮った写真を振り返っています。1年前に撮った写真を見返して、撮影スタイルや趣向の変化をたどるのが目的です。今回は、2007年9月に掲載した写真から5枚を選びました。

1年前の写真を見返して、まず「懐かしい」と感じました。最近は写真から少し離れてしまっています。誰かと一緒に何かをすることが多くなり、ひとりで写真を撮る機会が減りました。それに、おしゃれをして出かけるには一眼レフは大きすぎます。服を決めてバッグを決めると、そのバッグに一眼レフが入らないのです。最近はコンパクトデジカメをお供に連れ歩くことがほとんどです。

おしゃれで、一眼レフも入る大きさで、機材の重さにも耐えて、いざ撮影となったら斜め掛けもできるバッグが欲しいのですが……なかなかないんだよね。

stairs006.jpg: 名古屋港ポートビル海洋博物館展示室の階段
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/25s), ISO250, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

相変わらず流れのある空間が好きです。

流れのある空間は、アングルを探すのが楽しい。いろんな角度から眺めて、流れを強調でき、遠近感と動きのあるアングルを探します。目を回しそうなくらいが、ちょうどいい。

stairs009.jpg: 名古屋港ポートビルのらせん階段を見上げる
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=2.8, SS=1/20s), ISO400, WB=Auto (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

そういう点では、この階段の写真は消化不良気味。

面白いんだけど、難しい。

road015.jpg: 熱田神宮にて。竹の柵
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/25s), ISO400, WB=Cloudy (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

この頃は少し撮影に行き詰まっていた時期だったように覚えています。行き詰まったまま、体力の回復も兼ねてぶらぶら歩いていました。

そんなときに他の人の写真を見ると、変に影響されて、自分の視点がブレてしまいます。視点がブレると、こんな写真を撮ってしまいます。中望遠で圧縮してボケで遠近感を表現してみようだなんて、私らしくない写真だわ。

leaf0007.jpg: 葉に落ちる日差し
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/100s), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

やっぱり、素直に撮るのがいい。



関連記事:
去年のアルバム (8月)

ケガの功名

2008年09月28日 19時18分45秒 | 日常のあれこれ
(前回から続く)

唇がかぶれました。原因は新しく使い始めたリップクリームのようです。そのリップクリームの使用を中止しました。

かぶれてから数日間は直径1mmほどの水ぶくれが出ましたが、かぶれたのが週末だったので、外出せずにやり過ごすことができました。

幸い、水ぶくれは仕事に出る頃には治まりました。それでも、大事をとって、完全に治まるまでは口紅を塗らないでおきます。

唇、特に下唇がはれぼったくなっていて、悪く言えばタラコ唇、よく言えばエロ唇。充血しているのか、鮮血のように真っ赤な色をしています。全体にはれぼったいせいで、縦じわのないツルンとした唇。保湿クリームを塗ってグロスを乗せただけなのに、いつものメイクより何倍も色っぽく仕上がりました。

はれぼったいのも、いいものです。

紛らわしい患者だこと

2008年09月27日 23時04分58秒 | 性同一性障害 (GID)
(前回から続く)

薬局のカウンターに処方箋 (せん) を出して薬を待っていると、声をかけられました。
「こちらの薬局は初めてですか?」
過去にこの薬局で薬を受け取ったことはあります。当時はまだ戸籍上の名前を変更する前であり、男性的な名前の患者として処方箋を持ち込みました。今回は、見た目も名前も女性の患者として来ています。
「前にも来たことがありますが……」
「このお名前でいらっしゃいましたか?」
「いいえ。……初めてです」
名前が違っていたので、薬局で過去のデータと照合できなかったのでしょう。初めてということにしておきました。私が薬を受け取っている薬局はここ1ヶ所だけではありません。ここの薬局で投薬歴を管理してもらう必要もないので、適当にあしらっておけば十分です。

「では、こちらにご記入ください」
渡された用紙は問診票。現在飲んでいる薬やアレルギー歴などの質問が並んでいます。ひとつひとつ回答していきます。用紙の一番下には、女性は以下の質問にも回答してください、とありました。

現在妊娠していますか?

今でこそ女性として生活していますが、私はもともと男の子の体で生まれました。見た目は女性であっても、私の体は医学的には男性の構造をしています。妊娠することはあり得ません。

でも、外見は女性です。戸籍上も既に女性的な名前に変更してあります。薬を受け取るだけのために面倒な話はしたくありません。ここは女性で通しましょう。「いいえ」に丸を打っておきました。我ながら紛らわしい患者だこと。

しばらくして薬が出てきました。

ひとつひとつ説明が始まりました。袋と説明書に詳しく書いてあるので、いちいち口頭で説明してくれなくてもいいのですが。
このクリームは、なめないでください」
「唇に塗るんですよね? どうしても多少は口の中に入ってしまうと思いますが」
「……」
薬剤師は答えられず、無言のまま。これが薬剤師による服薬指導の実態です。

結局、クリームが口に入ることが避けられない点はうやむやのまま、服薬指導が終わりました。お金を払うだけの価値のある仕事がされたとは思えませんが、しっかりと薬学管理料30点、300円分が加算されました。ぼったくりです。

薬をバッグにしまっていると、薬剤師がカウンターから出てきて、声をかけてきました。
「ご本人様と思ってお薬をお渡ししましたが……」
薬剤師は処方箋の性別欄を指差していました。処方箋には、ご丁寧にも「男」と記載されていました。病院には私が男性であると登録されているため、処方箋の性別欄にも男と書かれたようです。

私は、改名した後、病院で名前変更の手続きをとりました。新規の女性患者として受診してもいいのですが、万一の場合に備えて、過去のカルテを引き継ぐことにしました。それに、私の場合、戸籍上の性別は変わっていません。健康保険証の性別欄も男のままです。病院にはその保険証を提示する必要がありますから、女性として受診することはできません。

このような経緯もあり、病院側は私がもともと男性であったことを把握しています。しかし、薬局はそのことを知りません。

「ご本人様でいらっしゃいますか?」
「はい」
「では、これ (性別欄の記載) は誤りということで」
「はい」

言っちゃった。

性別欄が間違ってると言っちゃった。

見た目は女性だけど元は男性として生まれたなんて面倒な話をしたくないので、女性で通しました。まったく、紛らわしい患者だこと。

薬局が病院に問い合わせて話が食い違ったり、薬局がレセプトを提出した後に性別の食い違いが発覚したりすることでしょう。果たしてどっちの性別が正しいのか、大騒ぎになるかも知れません。

しーらないっと。

家に帰って、この件を母に報告。ふたりで大笑い。

まったく、人騒がせな患者だこと。

(次回に続く)

親切な処方

2008年09月26日 18時00分32秒 | 日常のあれこれ
(前回から続く)

病院で処方された薬は、錠剤3種類と塗り薬2種類。ただの化粧品かぶれかと思いきや、意外とたくさんの薬が処方されました。左上から時計回りにニポラジン錠、ムコスタ錠、白色ワセリン、プレドニン錠、ロコイドクリームです。

プレドニン (写真中央) はステロイド剤です。炎症やアレルギー症状を抑える働きがあります。現在の症状を早く解消するために処方されました。このプレドニンが苦いの! 舌に触れないように飲まないといけません。ムコスタ (写真中央上) は、プレドニンが胃を荒らさないように処方されました。両方とも朝晩1回ずつ、食後に飲みます。

ニポラジン (写真左上) は、かゆみを抑える薬です。2週間分と結構たくさん処方されました。この薬も朝・夕食後に飲みます。ロコイドクリーム (写真下) は、言うまでもなく、皮膚の炎症を抑えるためのものです。

保湿剤として、白色ワセリン (写真右上) も処方してもらいました。8月に使い始めたビーワックスリップクリームを使うとまた炎症が起こる可能性があるので、唇には別の保湿剤を使わなければなりません。市販のリップクリームにはいろいろな成分が入っていますが、白色ワセリンは余計な成分が入っていない、シンプルな医療用の保湿剤なので、安心して使えます。実際に、ワセリンはリップクリームのベースとしても広く使われています。1月に使ったチェリーリップクリームにもワセリンが使われていました。

担当医が女医さんだったから、スキンケアにも理解があり、保湿剤としてワセリンを処方してくれたのかも知れません。

この病院は院外処方です。処方箋 (せん) を薬局に持ち込んで薬を受け取る必要があります。その薬局で……

(次回に続く)