星の輪会展を見てきました。対象物の形態を単純化して表現した絵が多いのが特徴的な作品展でした。その中で気に入ったのが「憩い」(画: 武藤成子氏)。パステル画です。
窓際のテーブルに花がいけられ、果物が器に盛られています。器の手前には果物ナイフ。テーブルの奥には、雑誌が開いたまま置かれています。開かれているページには青リンゴの写真。この雑誌だけコラージュになっています。白いカーテンが揺れる窓の外には家並みが続いています。家々の屋根や壁は穏やかな暖色を帯びています。早朝でしょうか、夕方でしょうか。
花も花瓶も果物も、多面体で描かれています。花びらは凧 (たこ) のような形に還元され、オレンジ色から黄色の柔らかなグラデーション。果物も同じく、ナイフでカットしたような多面体で構成されています。
対象を多面体で構成しながらも、絵に鋭さはなく、両手のひらで包み込むような温かさに満ちています。こういう対象物のとらえ方もあるのですね。
※ 作品は許可をいただいて撮影しました。
窓際のテーブルに花がいけられ、果物が器に盛られています。器の手前には果物ナイフ。テーブルの奥には、雑誌が開いたまま置かれています。開かれているページには青リンゴの写真。この雑誌だけコラージュになっています。白いカーテンが揺れる窓の外には家並みが続いています。家々の屋根や壁は穏やかな暖色を帯びています。早朝でしょうか、夕方でしょうか。
花も花瓶も果物も、多面体で描かれています。花びらは凧 (たこ) のような形に還元され、オレンジ色から黄色の柔らかなグラデーション。果物も同じく、ナイフでカットしたような多面体で構成されています。
対象を多面体で構成しながらも、絵に鋭さはなく、両手のひらで包み込むような温かさに満ちています。こういう対象物のとらえ方もあるのですね。
※ 作品は許可をいただいて撮影しました。