D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/50s), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=21mm (35mm-equivalent: 31mm)
完全に観光名所と化している餘部鉄橋ですが、大切な地域の足であることに変わりはありません。
鉄橋のすぐ下にある民家の前に、配達の軽トラックが止まりました。荷台には灯油のタンクとLPガスのボンベを積んでいます。巨大なランドマークの下で繰り返される、ごくありふれた日常。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=7.1, SS=1/40s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)
海沿いを走る道、道沿いの民家、餘部鉄橋。生活のすぐ隣に鉄橋があります。
左下に見える人影は、みんな鉄橋目当ての観光客です。ちょうど正面が駐車場になっていて、車で来た観光客が鉄橋を見上げられるようになっています。
良くも悪くも鉄橋の町。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/80s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-3), f=60mm (35mm-equivalent: 90mm)
鉄橋は民家の目の前にも迫っています。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=7.1, SS=1/30s), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)
ブロック塀を隔てた向こうに鉄橋の橋脚。もちろん、その上を列車が通ります。ここまで近いとちょっと怖い。
お昼ごはんを食べそこねたので、通りがかりの小さなスーパーに入りました。この辺りで唯一のお店なのでしょう。質素な店内。天井に設けられた蛍光灯の数は少なめですが、決して薄暗くはありません。白いスチール棚には、すきまたっぷりに商品が並べられています。奥には洗剤などの日用品も見えます。商品にあふれているわけではありませんが、これだけあれば生活には困りません。
都会のスーパーは過剰な照明設備を揃え、真新しい陳列棚に所狭しと商品を積み上げて買い物客を待ち構えています。都会は人口が多いので店舗が広く商品が多いことは分かりますが、あそこまで店内を明るく照明する必要があるのでしょうか。そこまでしないと売れないのでしょうか。白昼のごとく明るい店内照明を求めたのは、消費をあおり立てる業界と過剰な清潔志向の都市生活者。業界と消費者が病的スパイラルに陥ったまま抜け出せない日本。
小さい頃、母に連れられて行った八百屋さん。買い物の間、店先で待つ私の目に映っていたのは、薄い板壁と天井からぶら下がる裸電球。柔らかいオレンジ色の光の下、ざるに盛られた野菜を母が指差すと、八百屋のおじさんが新聞紙にくるんでくれました。
坂の途中にあったおもちゃ屋さん。お店の中は狭くて少し暗く、ジャングルのようにおもちゃがひしめき合っていました。ときどき、おばあちゃんがおまけに鉛筆をくれたっけ。
かつて過ごした町も、既に昔の面影は消えています。15年で様変わりした町。知らぬ間に消えた故郷。私たちは何を求めてきたのでしょう。
そんな昔の記憶を呼び起こす餘部のスーパーの中を、都会のライフスタイルに疑問を感じながらぐるりと回り、パンを買い求めました。
パンをかじりながら餘部の町をぶらぶら。と、雨粒が落ちてきました。曇り空ながら何とか持ちこたえていた天気も崩れてきたようです。駅に列車が到着するまであと15分ほど。雨も降ってきたことですし、今日はこの辺で切り上げて駅に戻りましょう。
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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年10月1日の記事は → 「イタリア村のお土産・6 (カプチーノ飴)」 【みぃのつぶやき】 お出かけしたときの楽しみのひとつがお土産選び。お土産といっても他の人へのお土産に限らず、自分の家で消費するものもたくさん買います。このときもあれこれ買ってきてしまいました。イタリアだと、カフェオレではなくてカプチーノのほうが似合う? ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。 |