私は文章をたくさん入力する仕事をしています。そのため、漢字に変換しやすいように、MS-IMEのキー割り当てをカスタマイズして、入力の効率を上げています。
例えば、デフォルトのキー割り当てでは変換後の漢字を [Enter] キーで確定するように設定されていますが、このキー割り当てでは右手の小指を使う頻度が高くなり、小指の負担が大きくなってしまいます。その一方で、左手の親指が遊んでいます ([変換] キーは右手の親指で押しますから)。
負担をできるだけ多くの指に分散させるために、左手の親指を活用することにしました。[無変換] キーで変換後の漢字を確定するように割り当て、右手小指の仕事を左手に移します。そのほか、IMEのオン・オフを簡単に切り替えられるようなキー割り当ても行って、総合的に入力効率を上げています。
ところが、残念ながら、キー割り当てなどの設定をバックアップしたりリストアしたりする機能はMS-IMEに用意されていません。これは何もMS-IMEに限ったことではなく、現在流通しているほとんどのソフトウェアには、設定内容をファイルに保存する機能がまったく用意されていないのです。困ったことです。
設定を別途保存できなければ、万一のクラッシュに備えることができません。新しいパソコンに移行するときにも手動での設定を余儀なくされます。MS-IMEのプロパティウィンドウを開いてひとつずつキーを割り当て直すのはかなり面倒ですし、どのキーにどんな機能を割り当てたか別途メモしておかないと、キー割り当てを正確に再現できません。
自衛策として、設定の保存先を突き止めて勝手にバックアップすることにしました。
まずMS-IMEのディレクトリをのぞいてみましたが、キー割り当てを設定ファイルに保存している様子はありません。とすると、保存先はレジストリでしょう。
キー設定をバックアップするためには、レジストリのどの場所に設定が保存されているか探さなければなりません。インターネットで検索してみましたが、情報が見つからなかったので、自分でレジストリの中を歩き回って突き止めました (レジストリ階層が深くて厄介だったよ)。
※ 使用しているOSはWindows XPです。使用しているIMEはMicrosoft IME Standard 2002 ver. 8.1です。なお、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。
MS-IMEの各種設定は HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1 以下に格納されています。設定したキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleList 以下に格納されています。
私の場合は、以下のように [キー設定] で [ユーザー定義] を選択していますが、その場合のキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom に格納されます。
HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom のデータをレジストリエディタで参照してみると、種類はREG_BINARY、つまりバイナリデータとされています。ただし、実際にはNUL終端文字列がずらずらと並んでいるだけです。
キー割り当てをバックアップするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をエクスポートします。キー割り当てをリストアするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をインポートします。
キー割り当てを独自に変更しているユーザーは参考にしてください。繰り返しますが、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。
例えば、デフォルトのキー割り当てでは変換後の漢字を [Enter] キーで確定するように設定されていますが、このキー割り当てでは右手の小指を使う頻度が高くなり、小指の負担が大きくなってしまいます。その一方で、左手の親指が遊んでいます ([変換] キーは右手の親指で押しますから)。
負担をできるだけ多くの指に分散させるために、左手の親指を活用することにしました。[無変換] キーで変換後の漢字を確定するように割り当て、右手小指の仕事を左手に移します。そのほか、IMEのオン・オフを簡単に切り替えられるようなキー割り当ても行って、総合的に入力効率を上げています。
ところが、残念ながら、キー割り当てなどの設定をバックアップしたりリストアしたりする機能はMS-IMEに用意されていません。これは何もMS-IMEに限ったことではなく、現在流通しているほとんどのソフトウェアには、設定内容をファイルに保存する機能がまったく用意されていないのです。困ったことです。
設定を別途保存できなければ、万一のクラッシュに備えることができません。新しいパソコンに移行するときにも手動での設定を余儀なくされます。MS-IMEのプロパティウィンドウを開いてひとつずつキーを割り当て直すのはかなり面倒ですし、どのキーにどんな機能を割り当てたか別途メモしておかないと、キー割り当てを正確に再現できません。
自衛策として、設定の保存先を突き止めて勝手にバックアップすることにしました。
まずMS-IMEのディレクトリをのぞいてみましたが、キー割り当てを設定ファイルに保存している様子はありません。とすると、保存先はレジストリでしょう。
キー設定をバックアップするためには、レジストリのどの場所に設定が保存されているか探さなければなりません。インターネットで検索してみましたが、情報が見つからなかったので、自分でレジストリの中を歩き回って突き止めました (レジストリ階層が深くて厄介だったよ)。
※ 使用しているOSはWindows XPです。使用しているIMEはMicrosoft IME Standard 2002 ver. 8.1です。なお、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。
MS-IMEの各種設定は HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1 以下に格納されています。設定したキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleList 以下に格納されています。
私の場合は、以下のように [キー設定] で [ユーザー定義] を選択していますが、その場合のキー割り当ては HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom に格納されます。
- [Microsoft IMEスタンダードのプロパティ] ウィンドウの [全般] タブの [キー/ローマ字/色の設定] セクションの [キー設定] で [ユーザー定義] を選択する。
- [設定...] ボタンを押す。[Microsoft IME詳細プロパティ] ウィンドウが表示される。
- [Microsoft IME詳細プロパティ] ウィンドウの [キー設定] タブでキーを割り当てる。
HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom のデータをレジストリエディタで参照してみると、種類はREG_BINARY、つまりバイナリデータとされています。ただし、実際にはNUL終端文字列がずらずらと並んでいるだけです。
例: SPACE=81 46 30 30 07 06(NUL)Ctrl+SPACE=80 88 18 18 18 00(NUL)...
キー割り当てをバックアップするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をエクスポートします。キー割り当てをリストアするには、レジストリエディタで HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftIMEJP8.1StyleListCustom 等をインポートします。
キー割り当てを独自に変更しているユーザーは参考にしてください。繰り返しますが、レジストリの操作は自己責任で行ってください。レジストリを操作した結果について、当方は一切関知しません。
既出でしたらすみませぬ
windows7 sp1 64bit
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IMEJP\10.0\StyleList
以下、
ATOK
MS-IME2000
NATURAL
VJE
WX
となっております。
私はリストアせず、 .reg で作成し、結合させました。
ファイル名は customIME とか適当にw
IME の プロパティ> 編集操作 > キー設定
に、きちんと表示されます。
みぃちゃんさん同様、IMEの詳細プロパティを使ってガチガチにカスタマイズしているので、バックアップ方法の情報、本当に有難いです。検索結果の上位を見回してもそれらしいものは他に無いので、とても貴重な情報のようですね。自分で探すことになっていたらと思うとゾッとします (笑)。
自分にとってパソコンを使う上で「命」とも言える、大切な設定のバックアップ方法、教えてくれて本当にありがとうございました。
"ファイルと設定の転送ウイザード"でもだめでした。
かなりたくさん設定してあったので本当に助かりました。
うまくいきました!