紙風船をガードせよ

フウセンカズラの種がたくさん採れたので、友達に配ることにしました。

ただ、このフウセンカズラの実は紙風船のように頼りなくて、バッグに入れて持ち運んでいる途中でほかの荷物に押されて潰れてしまうことが目に見えています。

しかし、紙風船のような実だからこそ「フウセンカズラ」と呼ばれるわけです。

この風船のような実をそのまま届けたい。

見回してみると、ぴったりのプラスチック容器がありました。



これ、これ。

この容器に入れておけば、実が潰れることもありません。

それぞれの容器には実を5個ずつ入れましょう。ひとつの実には種が3個入っているので、ひとりに15個の種を配ることになります。中には発芽の悪い種も混じっているでしょうが、15個もあれば、どれかは元気に育つはずです。



このカップの口を厚紙でふさぎ、セロテープでとめて、出来上がり。

種をまくのは来年の春です。受け取った人は、ふたを外して風通しをよくして保管してね。そのほうが安心です。



この容器は、もともとカップめかぶが入っていた容器を再利用したものです。容器は割と厚手で、指で軽く押した程度ではへこみもしません。大きさも手頃です。これなら安心して我が子を預けられます。

めかぶのカップがこんなところで役に立つなんて。

ちなみに……



賞味期限が書いてあるけど、種は食べないでね。

遠方の友達には、中の種を取り出して薄い箱に入れて送ろうと思います。このカップに入れて送ると、厚みの関係で郵便受けに入らず、玄関先で郵便配達員から手渡しで受け取ることになってしまいます。小さな種でそこまで手間をかけさせちゃ、ね。