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船旅はいかが

2007年05月06日 23時53分30秒 | 気ままにお出かけ
長崎旅行では、途中で大阪に寄って友達に会い、大阪から門司までフェリーで移動しました。

長距離の船旅は初めてですが、船旅も快適でした。

特に、夜の間に移動できて時間を有効に使えたのが好都合でした。夜間の移動には夜行高速バスという手段もありますが、バスと違って船では完全に横になって寝ることができます。船の場合は、たとえ2等室でも乗客ひとりに割り当てられるスペースはバスよりずっと広く、足が窮屈に感じることも、長時間座りっぱなしで太ももの裏が痛むこともありません。さらに1等室ならビジネスホテル並みのスペース、特等室ならお部屋にソファーやバス・トイレまで付いてきます。エコノミークラス症候群とは無縁の世界です。

それだけではなく、船内には広いパブリックスペースがあり、あちこち歩き回ったりレストランやロビーでくつろいだりすることもできます。

今回の旅にフェリーを選んだのも、船旅に興味があったという理由だけではなく、狭い空間に長時間押し込められずに済むという利点があったからです。

期待通り、フェリーの中は広々としていて、ゆったりと過ごすことができました。初めての船旅ということもあり、往路は少し落ち着きませんでしたが、復路はぐっすり眠れました。

レストランで夜景や海原を眺めながら食事するのも楽しみでした。残念ながら、窓側の席はすぐに埋まってしまって、旅行中には結局内側の席しか使えませんでしたが。

もうひとつ都合がよかったのが、船がほとんど揺れなかったこと。大阪と門司を結ぶ航路は瀬戸内海を航行します。瀬戸内海は陸地に囲まれた内海であり、狭い海域に多くの島が点在する関係で高い波が立たないようです。瀬戸内海の航路は船酔いの危険性がほとんどなく、船旅初心者におすすめです。食べ過ぎても船酔いしなかったくらい揺れなかったのですから。

こんなに便利なフェリーですが、世間では意外と知られていないようです。

島原で顔を合わせた年配の女性は、東京から新幹線と在来線を乗り継いで来たと言っていました。東京から博多まで新幹線で5時間、在来線に乗り換えて諫早 (いさはや) まで1時間半、さらに島原鉄道に乗り換えて島原まで1時間、合計7時間半もイスに腰掛けていたことになります。さぞ大変だったことでしょう。

ところが、その女性は移動といえば鉄道か飛行機しか思いつかなかったそうです。意外と船は知られていないのです。

時間があるなら、船も一考の価値があります。

例えば、東京から長崎・島原に移動するには、東京から徳島を経由して門司に至る航路を利用できます。東京を夜に出港して、2日後に門司に到着します。この航路はオーシャン東九フェリーが運航しています。ただし、東京から徳島までは外洋 (太平洋) を航行しますし、徳島から門司までも瀬戸内海を通るとは限らないので、季節や天候によっては揺れることもあるでしょう。酔い止めの薬を用意しておくと安心です。

新幹線やジェット機が当たり前になった現代に、あえてフェリーでスローな旅を楽しむ。いかがでしょう。



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