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一眼レフが欲しいんだって?

2011年05月11日 22時57分39秒 | IT・デジタル
「一眼レフが欲しいんだけど」

ふんふん。写真に興味があるんだね。でも、初めてカメラを買うなら、一眼レフはやめといた方がいいよ。だって、かさばるし重いんだもん。一眼レフなんか、よっぽど写真が好きでなきゃ、持ち歩くのが嫌になるよ。

実際、写真に興味を持って写真教室に通った経験がある人から、写真教室で必要な機材として一眼レフを買ってはみたものの、結局使わなくなったという話を聞きます。安い入門機のレンズセットでも5万円くらいはしますし、入門機でも上位クラスのカメラ本体とレンズを買えば10万円以上、中級機なら20万円以上します。使わずに眠らせてしまうのは本当にもったいないことです。

一眼レフを使わなくなる一番の理由は、その大きさと重さ。気軽に持ち歩けないのです。

初めての人に一眼レフをすすめない理由は、もうひとつあります。

一眼レフを買うときにはレンズも選ばなければなりません。一眼レフ用のレンズは数十種類も発売されており、よりどりみどりのレンズの中から自分の撮影目的に合わせて自由にレンズを選べます。しかし、撮影目的が明確でなければ、どのレンズを選べばよいか、まるで見当がつきません。

写真の入門用に使うなら、コンパクトデジカメがイチオシです。コンパクトデジカメなら、量販店で7000~8000円も出せばいいものが買えます。

コンパクトデジカメの一番の利点は、何と言っても小型・軽量なこと。いつでも気軽に持ち歩けます。バッグの中に常に入れておいても邪魔になりません。

写真を撮るためにはカメラを持ち歩かなければなりません。

何を当たり前のことを、と言う人がいるかも知れませんが、多くの人が見落とす重要なポイントです。

カメラがなければ写真を撮れませんから、写真を撮りたければカメラを持ち歩く必要があります。持ち歩くためには、コンパクトなカメラが一番なのです。

コンパクト機でたくさん写真を撮るうちに、コンパクト機で飽き足らなくなったら、一眼レフを検討すればいいのです。その頃には自分が撮りたい対象がはっきりしてくるでしょうから、数あるレンズの中から自分に合うレンズを選ぶ判断力もついているはずです。

最初から一眼レフなんかを使うと、その大きさ・重さにうんざりして、カメラを持ち歩く機会が減り、写真そのものから遠ざかることになりかねません。写真入門の第一歩はコンパクトデジカメで決まりです。


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