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ピーピーピー……
洗濯機のアラームが鳴り続けています。何か異常が発生したようです。
よくあるのは給水栓の開け忘れ。洗剤で洗うときにはいつもお風呂の残り湯を使うので、洗濯を開始するときには問題なく動きます。しかし、そこで油断して給水栓を開け忘れていると、すすぎのときに水道水を給水できずに止まってしまいます。そんなときは、給水栓を開けてすすぎと脱水だけすればOK。
ところが、給水栓を見ると確かに開いています。洗濯機のふたを開けると、いっぱいの水の中に洗濯物が浮いています。今までと様子が違いますが、とりあえず洗いは終わったようなので、すすぎと脱水だけすればよいでしょう。
いったん洗濯機の電源を切り、再度入れて、洗濯の設定をし直してスタート。
あれれ? 排水しないよ。
この洗濯機は開始するときに排水するはずですが、一向に排水する気配がありません。排水バルブが開放されるときに空気が抜ける、プシューッといういつもの音もしません。何度やっても同じ。
いよいよ壊れたようです。
この洗濯機は1997年製です。もうかれこれ15年も働き続けてきたわけです。修理しようとしても、おそらくメーカーのサポートは既に終了しており、部品の在庫はないでしょう。
よく頑張ってくれました。名残惜しいけれど、お別れ。
洗濯物は、手ですすいで絞りました。ものすごく手間も時間もかかります。昔の人はこんなことを毎日やってたんだね。手絞りですから、水の切れ具合は知れています。この状態の洗濯物を運ぶのに洗濯かごは使えません。バケツに入れて屋外へ。ボタボタと水が垂れる状態でハンガーにつるしました。日中はまだ暑いので、十分に乾くでしょう。
(次回に続く)