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ビクトリア号

2005年08月10日 21時46分50秒 | 気ままにお出かけ
16世紀に世界一周を果たしたスペインの木造帆船「ビクトリア号」の復元船が日本に来ています。東京、名古屋、大阪に寄港してスペインに戻ります。東京、名古屋、大阪のどこに停泊しているときを狙おうかと考えましたが、世間と少し日がずれた夏休みを取って、名古屋港に停泊しているビクトリア号を見てきました。船内は無料で見学できました。

ビクトリア号は当時と同じ材料を使って復元されています。航行装置も天体観測器やロープなど、当時の道具そのままだそうです (ただし、法的な規制をクリアするために電子航行装置も一応搭載しているようです)。木造の船ですから、波に揺れてギシギシときしみ、慣れないとちょっと怖いです。船体は意外と小さくて狭く、近海を回る漁船より一回り大きい程度。湖などで営業している遊覧船の中にはビクトリア号より大きな船も多いはずです。それくらいの大きさです。写真に人が写っていますが、人の大きさと比べると船体の小ささが分かるでしょうか。

基本データ: 全長25.90m、最大幅6.72m、排水量170t (船内配布のパンフレットより)

500年も前にこんな小さな船で世界一周したかと思うと、ただただびっくり。こんな船で太平洋の真ん中を横切るなんて、大海に木の葉が浮かぶようなもの。しかも帆船です。風を上手に捉える技術が必要です。

ship003.jpg: ビクトリア号の航路
今回、ビクトリア号はこんな航路をたどって当時の世界一周を再現します。日本に来るまでに、既に大西洋を渡り、パナマ運河を抜けて太平洋を渡ってきてるんですね。この後、マラッカ海峡、インド洋、紅海、地中海を抜けてスペインに戻る予定のようです。

ship004.jpg: 日没後のビクトリア号
たそがれの港に浮かぶビクトリア号。

日が暮れて地平線がほんのりオレンジ色に染まり、少しずつ群青色の空に溶け込んでいきます。風が強くて少しぶれてますけど、いい雰囲気に撮れました。

この後はイタリア村へ。夜景を楽しんできました。

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