みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

薄緑色の壁

2008年05月19日 19時38分56秒 | 気ままにお出かけ
italiamura040.jpg: イタリア村にて。Carpisaの看板
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/1600s), +1.0EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

薄緑色の建物。緑色の亀 (かめ) の看板がかわいい。

italiamura041.jpg: イタリア村にて。薄緑色の建物と看板
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=3.8, SS=1/3200s), +0.7EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

亀の看板は、カルピッサというバッグ屋さんのもの。カルピッサは、日本のメーカーにはない色使いが印象的でした。イタリア村オープン当初は、お店の前に並んだ大型のキャリーバッグが目を引きました。どのキャリーバッグも、いかにもイタリアと言わんばかりの元気色。蛍光マーカーのような鮮やかな色で、よく目立っていました。

italiamura042.jpg: イタリア村にて。薄緑色の建物と看板
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.2, SS=1/2000s), +1.0EV (Matrix metering), ISO1250, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

壁は、ロールケーキに巻き込むクリームのような柔らかい色です。この色は抹茶クリームでしょうか、メロンクリームでしょうか。

この薄緑色の建物にはもともと別のお店が入っており、カルピッサは西側の建物で営業していましたが、やがてカルピッサが西側と東側のふたつの建物にまたがって営業するようになりました。私はカルピッサが好きなので、拡張は大歓迎でした。

時が経つにつれて、イタリア村のお店のバリエーションはどんどん減っていきました。隣の建物も元は別の店でしたが、いつの間にかウェディングサロンになっていました。町並みに落ちる影から、イタリア村の経営が決して順調ではないことが見てとれました。

italiamura043.jpg: イタリア村にて。Carpisa店舗壁面のロゴ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/200s), +0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=38mm (35mm-equivalent: 57mm)

壁には、左官職人がコテで塗った後も残っています。大工さんも左官屋さんも、多くの人が楽しんでくれることを願いながらこの建物を建てたはずです。

その思いが空回りすることになるとは。

この場所は木造建築物を建てられない地域でした。この建物も、違反建築物として取り壊しの対象になっています。

知らぬは現場ばかりなり。

経営陣の都合とお役所的論理で、誠実な人たちの思いが踏みにじられています。



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