みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

夏の走り

2008年05月18日 19時34分59秒 | 気ままにお出かけ
italiamura037.jpg: イタリア村にて。運河沿いのオープン席
D70s with Tokina AT-X 107 DX Fisheye (10-17mm F3.5-4.5), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/800s), -0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=10mm (35mm-equivalent: 15mm)

5月も中旬。日差しはかなり強くなっています。もう夏の走り。

italiamura038.jpg: イタリア村にて。カフェのメニューボード
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/320s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

冷たい飲み物も人気です。

italiamura039.jpg: イタリア村にて。運河沿いのオープン席
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/500s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm), Contrast increased

席は屋内か日陰が人気。日の当たる席には誰もいません。

撮影後記


私は広角が好きで、望遠で撮ることは少なかったのですが、ここしばらくは中望遠で撮りたい気分です。イタリア村で中望遠の練習。

広角は動、望遠は静です。

広角で撮るときには、空間を広く見渡して、降り注ぐエネルギーをしっかりと受け止めた上で撮影しないと、その場の空気に負けてしまいます。撮れる写真には遠近感が強く出ます。画面の中を線が勢いよく飛び交い、動感があふれ出します。

これに対し、望遠で撮影した写真は、遠近感・立体感に乏しい、平面的な印象に仕上がります。よく「背景や前景をぼかして遠近感を表現する」と言われますが、いくら背景をぼかしてみたところで、空間的な広がりに欠けることに変わりはありません。ぼけが遠近表現であるという考え方はカメラマンだけに通用する一種の約束です。果たして、普通の人が日常生活の中でぼけによって遠近を認識しているでしょうか。約束で規定しなければ認識できない世界に興味はありません。私にとって、望遠レンズは平面的な世界を描き出す窓です。

広角は動、望遠は静です。

中望遠を選んだということは、静のイメージを好んだということ。今回のイタリア村シリーズでは、さらに静的志向が強まり、コントラストも弱くしています。

私はRAWではなくJPEGで撮るので、その日の気分で「今日はコントラストを落としたいな」と思ったら、カメラの仕上がり設定でコントラストを弱め (-2) に設定して撮影を始めます。

ただし、3枚目の写真 (italiamura039.jpg) はさすがにコントラストが弱すぎたので、少しだけコントラストを上げました。それでも、ぼやっと眠い印象です。

ねむねむの写真を白黒にしてみましょう。

italiamura039BW.jpg: イタリア村にて。運河沿いのオープン席

かなりノスタルジックに仕上がりました。これはこれで面白い。

静の写真を撮りたがるということは、活動のエネルギーが落ちているのかも知れません。



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