いらっしゃい。よく来たね

ござのお昼寝マット。片隅には熊のプーさん。

べったりと肌にまとわりつく夏の午後の必需品。

横たえた体を蚊帳 (かや) のように包み込むいぐさの香り。

粘っこい夏を中和するいぐさの香り。

ときどき、ふわっとのれんを押して、窓から一服のお客さん。運んでくるのは沖縄民謡。

「やぁ、お昼寝かい」

「いらっしゃい。よく来たね」

風は丸くて、真綿のようにふかふかで、空気のようにとりとめがない。

風のせせらぎは、いぐさの香りと一緒に私の周りで踊りながら、かたわらに置いたバレッタのラインストーンをきらめかせる。

旅に出てみようかな。

風のふるさとを探しに。

風を凍らせて作った風鈴を探しに。

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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年7月13日の記事は → 「びわの葉茶を作る・4 (飲み方)」、「また夜遊び」 【みぃのつぶやき】 びわの葉茶をいただく季節になりました。今年採った葉はまだ乾燥中なので、以前作ったびわの葉茶を煮出して飲んでいます。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。