D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/500s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)
踏切を渡り、防潮堤を探して歩きます。冬の港町は風が強く、あっという間に髪がぐしゃぐしゃになってしまいました。
防潮堤を目指して歩を南に向け、西幡豆 (にしはず) 漁港にたどり着きました。岸壁には漁船が整然と係留されています。漁船は波の上下に身を任せ、ギーギーと鳴きます。漁船が背負うオレンジ色の浮きだけが、灰色の水面で存在を主張しています。
人影はまばら。漁師が、錆 (さ) びたドラム缶に火をおこして暖を取っています。その奥では、男性がひとり、一心に網を修理しています。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/160s), -0.3EV (Spot metering), ISO200, WB=Cloudy (+1), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)
港の東には大きな魚市場が設けられていました。魚市場の建物の中は、柱が1本もない広い空間になっています。かまぼこ形の屋根が体育館のよう。
ひっそりとした空洞。競りは朝で終わったのでしょう。屋根の下はきれいに片付いていました。時刻はちょうど正午。
漁港を出て、防潮堤沿いの道を選びます。
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/125s), +0.7EV (Matrix metering), ISO200, WB=Shade (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)
鳥居に、まだ黄色も鮮やかな真新しいしめ縄が架かっていました。強風吹きすさぶ冬の空と鈍い色をたたえた冬の海に囲まれた、ひときわ鮮やかな房。この地に暮らす人たちの絆が垣間 (かいま) 見えます。
幡豆漁港めぐりの目次は → こちら
「単線踏切無人駅」 ← 幡豆漁港めぐりの前の記事はこちら。
幡豆漁港めぐりの次の記事はこちら → 「暖冬の吉良海岸」