世界の資本戦争！！

　世界は、いつでも闘っています。武器を持って、殺し合うだけが戦争ではありません。そんな事は、誰も知っているし、誰もが言っています。　ただし、その中身について、どれだけ詳細に知り、明確に把握できているかと言えば、氷山の一角でしかありません。　　私も、全てが知りたい人間ですし、そのための努力もしています。　しかし、それでも氷山の一角です。

　現在、存在している世界の資本のグループは、ユダヤ、華僑、中国、原油、EUと形態も様々です。　こういった資金は、最近では、投機市場や為替や株式を回りまわって、利益を追求しています。　昔は、資本を投入すると言えば、経営して、生産して、売却して利益を得るのが常識でしたが、経営のコストやリスクを考えると、現在のように相場への投資、投機で利益が上がれば、こんな楽な事はありません。　これは一つの戦争です。

　問題は、そのバランスです。　楽して儲ける為に、無限を求めて、金融市場が大きくなり過ぎると、日本に起きたバブルの崩壊が始まるのです。　この発生、成長、成熟、終焉です。　世界も、この方向に進んでいることに間違いはありません。　遅いか、早いかの違いで繰り返されます。

　日本やアメリカが向かえている末期症状は、これからEUが同じ道を辿ろうとしています。　少なくとも１０年ほどは、EUの資金面では拡大の方向でいけるでしょう。　債務を引き受けてくれる資金を有する資本団がある間は大丈夫です。

　もう一つの問題は、いずれ来る破綻の仕方です。　それを受け止める能力が、世界のどこかにあれば、破綻は部分的なもので、一時的に終わるでしょう！　そこには、絶えず、富めるものと貧するものが発生します。
　
　日本、アメリカがどんな破綻に終わるのか？　初めがあれば必ず、終わりがあります。　これは、宇宙の必然です！