[ワシントン 1日 ロイター] 米供給管理協会(ISM)が発表した6月の製造業景気指数は50.6と、前月の50.9から小幅低下したものの、市場予想ほどは悪化しなかった。
50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
事前予想は48.5で、2009年7月以来の50割れが見込まれていた。ただ予想を上回ったとはいえ、09年7月以来の低水準に変わりはない。
4キャスト(ニューヨーク)のエコノミスト、ショーン・インクレモナ氏は「景気指数が底堅かったことは歓迎しているが、内訳を見るとそれほどポジティブではない」と指摘。「新規受注は依然50を割り込んでおり、先行きにとって好ましいとはいえず、生産指数はかなり落ち込み、雇用指数も低下が続いている」と述べた。
内訳では新規受注が49.6で、前月の49.2からわずかながら改善。在庫は52.3で、前月の49.3から上昇し50台を回復した。
一方、生産は48.6と前月の52.3から低下し50を割り込んだ。雇用は51.8と前月の53.5から悪化、09年11月以来の低水準となった。
---------------------
ISMの製造業景気指数は、指数そのものはよくないものの、市場関係者の事前予想よりはよかった。
株高・ドル高といきたいところですが、素直に反応したのは午前の取引のはじめだけで、終わってみれば、株安・ドル安でした。
日本時間今晩の雇用統計に注目です。
50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
事前予想は48.5で、2009年7月以来の50割れが見込まれていた。ただ予想を上回ったとはいえ、09年7月以来の低水準に変わりはない。
4キャスト(ニューヨーク)のエコノミスト、ショーン・インクレモナ氏は「景気指数が底堅かったことは歓迎しているが、内訳を見るとそれほどポジティブではない」と指摘。「新規受注は依然50を割り込んでおり、先行きにとって好ましいとはいえず、生産指数はかなり落ち込み、雇用指数も低下が続いている」と述べた。
内訳では新規受注が49.6で、前月の49.2からわずかながら改善。在庫は52.3で、前月の49.3から上昇し50台を回復した。
一方、生産は48.6と前月の52.3から低下し50を割り込んだ。雇用は51.8と前月の53.5から悪化、09年11月以来の低水準となった。
---------------------
ISMの製造業景気指数は、指数そのものはよくないものの、市場関係者の事前予想よりはよかった。
株高・ドル高といきたいところですが、素直に反応したのは午前の取引のはじめだけで、終わってみれば、株安・ドル安でした。
日本時間今晩の雇用統計に注目です。