幼少期、実家の近くを流れる”一級河川”でのアユ漁に、父親に連れられ行っていた。
父が投網を投げると、父の後方から手に持った懐中電灯の、スイッチを入れる。
そして、脚で水を騒がせながら岸辺に至る。
アユが岸辺ではねている。
水を掻き寄せ、水の力を借りて、アユを水部から隔離する。
アユを取り上げ、父の腰籠に投入する。
優越感が、漲る。
またある時は、父の友人家族と「川原乞食」・・・父が名付けた仲間との川原での会食で、摂れたての”鮎”を塩焼きにして食す。
一通りの”漁(投網量)”を終え、父たち(投網した)も会食に加わる。
川原での宴会が始まる。
子供たちは、眠く成れば・温まった川原の石に支えられ仮眠する。
気が付けば、家の布団に寝ているのである。
要するに、幼少期より味わった”鮎”も、最近では味わうことが無くなっていた。
それが、今日・30cm程の冷凍アユを頂いた。
焼き魚として頂いた。
”美味しい!”
懐かしい・味であった。
御馳走さんでした!!