中国、改憲3分の2届かず歓迎 対日改善も安倍首相に根強い不信
【北京共同】中国は参院選で自民党など憲法改正に前向きな勢力が全議席の3分の2に届かなかったことを歓迎している。米国と貿易や安全保障を巡り対立する中、日本とは関係改善を推し進めるが、安倍晋三首相に対する不信感も根強いからだ。
安倍首相が在任中の2013年に靖国神社を参拝したこともあり、中国は改憲議論の行方を用心深く見守ってきた。国営通信新華社は5日の評論で「安倍は平和憲法、特にその核心である9条の改正を一貫して追い求めている」と指摘した。
平和憲法は、かつての過ちを教訓とした。