酷暑の北海道 97年ぶりの暑さに!?
2021/07/31 15:59
(tenki.jp)
今日(31日)も全道で気温が上がり、午後3時までに道内で最も気温が高くなったのは、上川地方の旭川市江丹別で38・4度と、道内の7月の最高気温の記録を更新しました。厳しい暑さは今後もしばらく続く見込みで、引き続き熱中症や食中毒には十分な注意が必要です。
記録づくめの北海道
今日(31日)の北海道は、全道的に晴れて強い日差しが降り注ぎました。上空に暖かい空気が流れ込んだ影響もあって、気温が高くなっています。
午後3時までの最高気温は、上川地方の旭川市江丹別で38・4度と、道内の7月の最高気温の記録を更新しました。なお、これまでの記録は1924年に帯広で観測された37・8度で、97年ぶりに7月の最高気温を更新したことになります。
道内では今日を含めて8日連続で猛暑日を観測しましたが、猛暑日連続記録としては、観測史上初めてのことです。また、38度以上の気温を観測したのは、全国でも今年初めてのことになります。
暑さの終わりが見えない…万全な暑さ対策を
この先一週間も、厳しい暑さが続き、最高気温は内陸を中心に30度前後まで上がる日が多くなります。さらに、先日発表された一か月予報によると、8月下旬にかけても平年より気温の高い状態が続く見込みとなっています。
これまで以上に熱中症や食中毒には注意し、意識的に水分を補給し、汗を多くかいた際は塩分も補給するなど、対策を心がけてください。また、連日の暑さで体力が奪われがちですが、毎日きちんと食事を摂って栄養を補給したり、睡眠を十分に取ることも熱中症予防になります。
また、夜間の気温も下がりにくく、寝苦しい状態もしばらくの間続きそうです。夜間に熱中症が起こってしまう恐れもあるため、夜寝る前と、朝起きたらコップ一杯の水を飲み、場合によっては夜間もエアコンで室温を調節するなど、夜間の暑さ対策も必要です。