発声前の準備運動
発声の前に、軽い準備体操をすることが、あります。
某、合唱団では、ラジオ体操を取り入れています。
短いラジオ体操は、よくねられた、体操です。
以前勤め先では、朝の仕事開始前や、仕事の合間の10時とかにも、このラジオ体操の
曲が流されて、一部の者が、参加していました。
体操が終わると、発声に入ります。
これは、合唱団によって、実に様々です。
指導者が、音だしと称して、「あー」と発声することが多いようです。
「あー、あー、あー、あー・・・・」
「あー、うー、おー・・・・」
「m-m-m-」とハミングですることもあります」
次には、和音を作ったり、半音づつ上がっていく。
半音づつ下がる。
そして、練習する曲に応じて、準備となる発声をしたりします。
曲が外国語の場合、たいていの人が苦手というか、注意しなければならない、発声を要する
「a、u、o」をはじめとする「a、i、u、e、o」などを外国語を意識するような発声になるような
発声をしたりします。
準備としては、これが重要になります。
合唱歴があっても、深い発音をしていない合唱団は、幼い感じになります。
某指導者は、大人の声でと、注文を出しました。
口を大きく開けて、明るい発声は元気よく聞こえます。
しかしながら、落ち着いた声にはなりにくいものです。
深い発声は、声がまじりあうという効果もあります。
高校生の時に、校内コンクールがあって、学年ごとに合唱を聞かせて、順位をつけました。
順位は3年生が一位、続いて2年生、1年生の順となりました。
3年ともに学んだことで、まとまりのある声になると言える出来事でした。
年を重ねていけば、上達はするかもしれませんが、一人ひとりの意識の度合いが常用な要素です。
一人ひとりがマイペースでいいのですが、ともに演奏する。同じ演奏を心がけるという姿勢は不可欠なこととなります。
にじみ出る個性はあってもいいのですが、合唱を阻害する、邪魔になる個性は、秘めましょう。
日本の音楽教育は斉唱が主。
合唱には障害となることも。
海外の、合唱団を一度、聞いて、どう違うか、何が違うのか、身をもって体験してほしいと思います。
自分にできること、皆でできることを、増やしていってください。