譜読みという練習があります。
楽譜に書いてあること、演奏記号、強弱記号、など多岐にわたって書かれています。
でもそれは、最低限のことです。
目に見えてる部分だけで演奏が完璧なわけではありません。
楽譜に書いてあることをすべて、覚えて声や表情にしてあらわしていくのが演奏者の役割です。
そして、楽譜に書かれていないことを読み取ったり、演奏に欠かせないことや指導者からの指摘事項、自身の覚えなどを書きこんで、演奏に備えます。
書き込む、あるいは、印をつける。
演奏者にとっては、大事な作業をしておかなければなりません。
一切書き込まないという指揮者もおられるそうですが、頭のなかにすべて書き込めない人は、楽譜に書いておくしかありません。
完璧な演奏を求めて演奏をするための下準備は、労力を惜しんではいけません。
❏まず、書き込んでおきたい事のうちの一つを並べました。
音が取れない。音があいまい。音を出すのに不安がある。
そういう音符は、まごつかないように、対処しておきます。
こういう場合の方法として下に列挙しました。
*ご自分にあった、あるいはわかりやすい方法をお確かめください。
他にも方法があるかもしれません。下の方法でどれもダメという人は、ご自分で方法を編み出してください。
そして、よかったら、筆者へコメントいただけると嬉しいです。
★出だしの場合
1.指揮者を見る。 キューの合図をしてくれる場合もあります。でも、全面的にたよらないで、自身で出せるようにしておきましょう。
2.別のパートに続いて出すようなくときは、前に歌っているパートから引き継ぐ。
3.歌い出す前に、同じ音の伴奏があれば、伴奏の音から、導く。
★続きの中の場合
1.自分でカウントを取る。(首を振るのはNGです)
2.他パートの演奏部分を、頭の中で歌ってみる。
3.自信を持って歌い出せるところの音をイメージする。(1小節目の1拍目と同じとか)
4.階名を頭の中で歌う。 (歌いながら、頭の中では階名を歌う)