低気圧が通過している影響で各地で強風の影響が出ているそうな。
電車に乗ろうと最寄駅に行った。
発車時間ちょうどだったのに、発車した形跡がない。
階段を降りると、東京行きの電車がホームの中央に停車中。
急停車しているよう。
ホームの人が、所在無げに行きかう。
目の前が、ちょうど運転席の車両だった。
駅の警備員が、一人二人とやってきた。
5両目あたりに、障害物とか。
ホームの放送で、障害物があったので、急停車した模様と分かった。
ホームの乗客が何か落としたもののようだ。
ホーム上の何やら、口に頬ばりながら、「何時頃に動く?」と警備員に聞いていた。
風が強いので何やら飛んできたものか。
やがて、警備の一人が壊れた傘を持って、運転車両からホームに降りてきた。
無残に骨の折れたビニール傘。
一目でもう使えないとわかる。
安全点検終了。運転再開。
停車位置が正常に戻り、乗降客が移動していく。
空いた車両は何事もないかのように平穏だった。
車内放送で7分遅れの発車とか。
ホームから落ちたのがビニール傘でよかった。
先日は、痛ましい事故があった。
強風という自然災害も、大きい影響になることもある。
自然の前には、人間はかくも脆い。