高級すし店「久兵衛」敗訴確定 ホテルオークラ建て替えで移転
2023/02/17 17:32
(共同通信)
最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は、ホテルオークラ東京(東京都港区)の建て替えに伴って店舗がメインエリアから外されたのは「格落ち」だとして、高級すし店「久兵衛」がホテル側に損害賠償などを求めた訴訟で、久兵衛側の上告を退ける決定をした。16日付。敗訴の一、二審判決が確定した。
判決などによると、久兵衛は1964年からホテル直営の高級和食店「山里」に隣接するエリアに出店。2019年開業の新ホテルでは別棟アーケード街への移転を提示され、片隅に追いやられて店の信用が大きく傷ついたとして提訴した。