「にっぽん民謡紀行」で、民謡を広めよう、民謡の原風景を伝えようということに
努力している人たちの話題があった。
某小学校の給食風景があった。
それを見ていて愕然とした。
何人かのこどもの食事風景が映し出されていたのだ。
そしてその、映ったこどもが、皆、箸をきれいに持っていないのに気が付いてしまった。
小さい子向けの、グッズのある店に行くと、箸をきちんと持つための、道具にお目にかかる。
食器売り場にも、「しつけ箸」なるものがある。
小さいこの箸の持ち方は、母親の持ち方を反映しているが多い。
母親がきちんと持てないと、母親と同じような持ち方をしている。
きちんと持てる母親は、子どもにもきちんと持つように、しつけるのできちんと持てるようになる。
きちんと正しく持てない母親は、子どもの持ち方にも無頓着なので、どのような持ち方をしていても
たぶん、気にしないのだろう。
好き嫌いとか、きれいに食べたかとか、勉強は宿題は、学校へ持っていくものはなどに、注意を払う
保護者も、箸の持ち方、等のしつけを放棄していることは珍しくない。
もう、何十年も、きれいな持ち方のできない親子を見てきた。
保護者が、持ち方を、教えなければきれいに持てない。
小学校の高学年頃に、持ち方をすこーし変えた経験を持つ。
それは、きれいな持ち方をしたいと気が付いたから。
ほんの少しだけ不満があったから、自分で変えたことがある。
けれども、大人でもきれいに持てない人は多い。
料理人でも、持てないことにがっかりしたものだ。
「うまい物」を求めて食べ歩く番組があったが、きれいに持てない人ばかりで
見るのをやめた。
「お箸の国のひとだから」と何かのCMで聞いたことがあるけれど、あれはなんのCMだったか。
お箸の国なのに、ご飯を箸でたべられずに、スプーンで食べているいわゆるお年頃のギャルが
酷い持ち方をしていると幻滅してしまうのは、ほんの一部の者だけのよう。
悲しいことなんだと思うのは、自分だけではないことを祈りたい。