楽器が同じでも製作所、製作者、そして、演奏者によっても音は違う。
練習ピアニストと一言で言っても、様々。
10人を超える練習ピアニストに、演奏してもらった経験を持つ。
ピアニストによって、同じ楽器でも音色が変わるというのを、一番初めの合唱団の
時にわかった。
季節によっても、調律したての時とか、でも音は変わる。
ピアノに限らず、そうなんだというのを、様々な演奏を聞いてみて、理解した。
その演奏も、演奏者次第でまたまた変わる。
同じ曲でも、演奏者によって変わるのは当たり前で、同じ演奏者でもその日の出来具合なども
生身なので色々変わる。
面白くもあり、演奏側としては、怖くもある。
万全を尽くそうとステージに乗るが、アクシデントはつきもので、「舞台には魔物が住む」という人もいる。
そんな、デリケートな演奏で、ピアニストの様々がわかって面白かった。
他の演奏でもそうだが、聴き手の評価も生演奏とレコードや、CDなどの媒体によっても変わるのは
理解していたがこの書にもあったが、先日の「晩祷」の演奏でもはっきり分かったことがある。
媒体だけでの評価は、すこぶる怪しいということ。
生演奏だけでの評価も的を得るとは限らないということが、納得できた。
さて、先日の「晩祷」の演奏について、辛辣なブログを発見。
一つの評価としたいと思う。
世界最高のピアニスト
許光俊
光文社新書