「本番にむけて」
練習もいよいよ、仕上げの段階になります。
つまり、今の時点を出発点として、どれだけ、私たちの完成に向けていけるかの正念
場です。
個人的に演奏というものは、マラソンに似ていると思っています。
42.195k を完走させるために、日々の練習を重ねて、一人ひとりは、孤独な練習を重
ねていきます。
演奏会というコースを、皆さんは、合唱団の一員として、一人で走りぬかなければな
りません。
坂あり、平坦地あり。
景色の良いところがあったり、沿道にたくさんの見学者がいることも、以前の楽友が
応援していることも。
そして、心臓破りの坂があったり、直線コースがあったり、曲がりくねった見通しの
悪いところが
あったりもするでしょう。
コースは、皆さんのに頭に入ったわけなので、走る配分、ドリンクの給水場所も把握
しているわけです。
途中でへたばることなく、一人の脱落者もなく完走させるため、きちんと成績を残す
ための仕上げの段階を有意義に乗り越えましょう。
具体的にどうすればよいか。
それは、ステージの曲をすべて、繰り返し繰り返し頭と心に刻んでいくことです。
3つのステージがあったら3つのステージというのではなく3つがからまった一つの
ステージと
イメージするということです。
私たちの42,195キロを、3月27日のステージだと思って、これからの1か月を過ごして
ください。
まだ、暗譜が不完全であったなら、ひとつずつ完璧に近づけていきます。
いくつも、不完全なところがあったら、一回の練習で一つ、次にもう一つと完璧に近
づけていきましょう。
これは、本番の直前までできることです。
あせらなくてもいいので、完璧を、そしてさらなる上を目指していきましょう。
暗譜して演奏へのスタートです。
ゴールを目指しましょう。