日航機の航空券、今も手元に=搭乗予定だった男性―墜落10年目に慰霊登山
2019/08/10 15:45
いつも手元に置いている航空券がある。「日本航空123便羽田発大阪行き」。日付は(1985年8月)9日だが、変更前は12日だった。墜落した日航機に搭乗することになっていた持ち主の横浜市青葉区の西山徹さん(80)は「自分の代わりに亡くなった人がいる。その人の死に報いるためにも大事にしてきた」と話す。事故から34年がたった今も、プラスチックのカバーで覆われたチケットはきれいなままだ。
あの日は、配偶者の実家に行っていた。
テレビで、事故のニュースを見た。
墜落まで30分。
生存者は、4人。
御巣鷹山。
圧力隔壁。
初めて耳にしたワード。
有名人も何人かが犠牲に。
救出の模様をテレビでみながら、感激したのも思い出す。
もう10年。
まだ10年。
10年経ったのか。