楽譜のなかにある演奏記号は、おたまじゃくしと同じくらい重要な記号です。
参考→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E5%A5%8F%E8%A8%98%E5%8F%B7
強弱、速度、速度の変化、発想、一つか2語文で表記されている記号ですが、
これを表現するときには、奥の深いことや、難しさになったりする、軽視できないものです。
イメージすることが、求められます。
コンクールに挑む演奏者は、「恩師に感謝の気持ちで演奏します」とか
「友人の辛い出来事を思って」とかと、イメージするものを描きながら、演奏に望んでいるようです。
合唱でも、イメージをもつのが、演奏への手助けとなります。
某指導者が、よくイメージを皆がよく知っていることや、イメージしやすい事柄を用いて、助言してくれました。
「お香の煙が立ち上っていくように」
「山の向こうへこだまが届くように」
「森の奥から聞こえてくるかのように」
「カタコンベから聞こえてくるかのように」
「目の前の人の目を見つめて語るように」
「遠い祖国を思っているように」
「黄金比をイメージして」
「積み重ねていくように」
「上にふわっと乗せるように」
等々、内々にだけ通じる言葉、公には、憚れるかもと思える言葉だったりと、色々ありました。
これだけ、色々、アドバイスがあって、そのつもりで、演奏しているつもりでも、画像をみると、
無表情のように、見えることがあって、がっかりすることがあります。
表現を身体で、顔で、声で表現できなければ、したことにはなりません。
ときどきは、声の録音ばかりでなく自身の演奏の姿をチェックして、みることも必要でしょう。