指揮者は、譜面をみると、音が聞こえるそうです。
アマチュアは、譜面をみただけでは、たぶん頭の中に音は流れてこないことが多いでしょう。
聞いたことのある、歌。知っている曲は、譜面をみて、イメージしやすいでしょう。
初めての曲、未知の曲では、音符を一つひとつ、たどっていく作業になるだろうと思います。
シャープペンの線でもドットからみれば、幅があります。
音符も同じことと言えるようです。
プロの歌い手も、幅があり、人によって色も多様です。
合唱で合わせる時、この幅は、相当な範囲になることがあります。
一度を100セントに分けて、聞き分けているとか。
100もあったら、相当な幅になると想像できます。
この100の幅をいかに、縮めていけるかが、練習時の課題となるでしょう。
一人での練習と、みんなと合わせる練習が必要といずれの指導者も口をそろえます。
一人の練習では、100の幅の修正はほぼ無理だからでしょう。
合唱のなかで、修正し、確認作業していくものだからです。
某指導者は、他人の演奏は、あまり聞かないとのことでした。
聞くとしたら、確認する程度だそうです。
しかしながら、譜面でイメージできない団員、音が頭の中でならないという団員は、他団体の演奏を聞いて欲しいと願っています。
同じ曲を、どういう風に、どういう、アレンジで、曲の流れの解釈、指揮者の意図、そうしたところを是非感じ取って欲しいのです。
そして、自身の団での演奏に反映、あるいは、生かしてみるなどの手段にしてください。
感動したフレーズ、美しいと感じた、ところをまねるなども、演奏スキルの向上につながるはずです。