「デクレシェンド」
上昇音形ではクレッシェンドになりやすく、下降音形ではデクレシェンドになりやすい。
とよく言われます。
自然となってしまう場合は、楽譜に書かれていないこともあるそうです。
つまり、自然になるのは作曲者が見越している場合もあるそうです。
なので、自然のままにではなくしっかり音形を取って欲しい場合は、作曲者は、あえて記号を書き込む
ということになります。
なので、演奏記号にデクレシェンド、あるいは、「decresc.」と表記されていたら、きちんと従わなければいけません。
音が下がらないようにと、維持しようと頑張っているのは、良いのですが、小さくなっていかないと、作曲者の意に反する
ことになります。
下がらず、声を震わしたり、せず、少しづつ小さくして言って、最後は、すーっと消えていく。
砂に水がしみ込んでいくように。
イメージ湧きますか?
クレッシェンドはすぐにできるのに、「デクレシェンド」は苦手という人は多いようです。
息の出る位置をほんの少し上にするのも効果的。
息を混ぜてとおしゃった指導者もいました。
ほんの少し口の奥へ引く感じともいえるかと思います。
声楽家で、口を更に大きく開けて「息を分散させているかのようにして」いる人を見たことがあります。
色々ためしてご自分のやりやすい方法を見つけてください。
読譜の技術
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/1834/ldokuhu.html
ボイス教授のボイトレ予備校