旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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逆「たら・れば」

2006-10-01 21:18:47 | 株式投資・資産運用
 株式投資をしていると、どうしても「たら・れば」の発想に陥ってしまうことがあります。

 「あそこで買っていたら」「ここで売っていたら」・・・・。
 まあ、気持ちはわかるのですが、マイナス志向で過去のことをあれこれ考えてもしょうがありません。

無論、失敗から学ぶことは重要ですし、そうでないと進歩がないとは思いますが、単なる後悔とか欲張りとか、そういうのであれば意味はないです。
 
 例えば、最近の失敗はトーメンデバイスの直近の売買。

 優待期日が間近で、そこまで、そこそこ買われて上昇してきました。が、権利確定日が経過した後を考えると、これは優待を取った株主が売却するという売り要因はあるものの、株価が上昇してきただけにさらに買われる要因には乏しいわけです。ということは下落の可能性が大きい。 であるならば、買いではなくて権利付きのうちに売却し、優待はとばして、下げたところで買い戻すというのが基本だったかもしれません。

 また、9月末、この銘柄は配当はなくて優待の権利のみがあります。ということは、信用で売却しておいて、同時に現物を買えば、この往復の売買手数料で優待の権利が得られるということに考え方としてはなります。

 気持ちの面でいいのは、後悔の「たら・れば」ではなく逆「たら・れば」。

 例えば自分自身の最近の売買。

 102万円で売却したネットエイジの週末の株価は69.6万。おー、30万以上、損失が出るのを回避できています。

 28万で売却したイージーユーズ。週末は25.1万。おー、これは3万近くの損失を回避。

 IPO公募が当たったけれど辞退したミヤノ。公募425円に対して週末は327円。うーん、これは10万近くの損失を回避。

 全部合わせると40万以上。

 って、実際はネットエイジはもっと高いところもありましたし、イージーユーズはそもそも大ボーンヘッド銘柄。ミヤノは取っていたとしても即刻売却の可能性が高く、ここまでキープはしていないでしょう。

 ただ、超ド下手な売買をしている銘柄があったとしても、すべてが最悪の事態に陥っているわけではないというなぐさめにはなります。

 同じ「たら・れば」でも、相対的に逆「たら・れば」の方がましだと思いません?。


コメント
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