お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)勝間 和代光文社このアイテムの詳細を見る |
これは新書で、著者は最近よく名前を見かけるようになった勝間さん。
アマゾンにコメントを書いたと思うのですが、消えています。なんでかな。
まあ、全体としては資産運用の入門書というところですが、あれこれ疑問点も。
まず、コストについての記述に一貫性がないように思えます。
アクティブ投信をすすめたりしているのは疑問が大きい。で、書籍や雑誌を買うコストと投信で金融機関に支払うコストを同列に並べてみたり。
でいて、車は買うな、住宅ローンは組むな。経済的合理性を追求するのであれば、徹底した低コスト運用がいいわけですが、そういう記述になっていないところがある。
また、「楽しみとしての資産運用」という視点が皆無に近いです。
まあ、これはこれまで資産運用を多少なりと経験してきたから感じることかもしれませんが、どうも「売る側の論理」がそこここに出ているように思います。