なんとなく、出来てきたような気がする。
自信は全く無いけど、とりあえず『不安』が解消されて、動きも決まって来た…。
そして、先生に見てもらうことに…。
先生は眠そうだ…。
この苦労(?)は、私自身の問題だから、今日のこの乱闘シーンの稽古に、私がこんなに緊張してるなんて、先生は思ってもいないだろう…と思う。
私なりのささやかな苦労話しは、どうでもいい、思うように出来てからの話しなので、とりあえず、頑張った姿を見て貰わないと!
「乱闘シーンから行こうか?」
望むところ❗
「それじゃ、行くよ!…よ~い、GO‼」
パン❗と、扇子で机を叩く。
ドンドンドン❗足音高く歩き出すと、
怒りに真っ赤になった顔で私が…Uの頭をむんずとひっつかむ。
「余計なことをすんじゃない‼💢💢」
髪の毛をひっつかんだまま引きずって回して、ど~んと突き飛ばす。
………うまく行った…。
見学している仲間から拍手がわいた。
「OK❗」
先生からの声。
私は急いでUの側に駆け寄った。
「大丈夫?!」
「うん、大丈夫!いつもより、安定感あったよ。」
良かった~💦💦
「ありがとう!これで行こうね!」
強く手を握った。
先生の顔を見ると、親指で鼻をほじってる。
いいのいいの、これで❗先生が鼻をほじる時は、問題無い証拠だ。