待ち人が来ず、泣き崩れる迫真の演技…、あれ、実話だから…。
Aの告白に焦った💦
しかも、泣き崩れたのは、先輩◯◯さんに対してのことでは無い…と。
第三者の存在…?
私には、あのエチュードで、そこまで見抜けなかったなぁ…。
これ以上聞けないし、聞いても気まずくなりそうなので、先に店を出よう…💦
残った団子を急いで頬張った。
…うっ…喉に詰まる…。
お茶を飲み干しても、団子が喉元で存在をアピールする💦💦
「よかったら…」
Aが、自分のお茶を差し出してくれた。
「ありがとう」
…Aから貰ったお茶を飲むと、団子が食道を通過した💦💦
「そんなに、急いで食べて…、急いで店を出ようとしなくても…聞きたくないよね。私の話しなんて…」
…見抜かれてた💦💦
あ、いやいや、聞きたくないワケじゃない。むしろ聞いてみたい。しかも、時間はたっぷりあるし…。
ただ、Aの心情としたら、いつも目障りな私なんかに弱味を見せるような事をしたくないんじゃないか…と、忖度したワケで…。
この後、どんな返事をしようか…頭の中をぐるぐると、言葉を探してさ迷っていた。
…すると、また、ポロポロ…と、Aが涙を流した。
…あ~💦💦これは、聞くべき状況だ💦
「私で良ければ……聞きたい…」
それを言うのが精一杯だった。
「待ち人は、◯◯さんじゃなくて、Kなの…。」
「え?K?」
「そう。仲間のK。」
いつも、一緒にレッスンを受けている仲間のKだと言う…。