あの頃(舞台)22

2020-05-07 04:14:24 | 日記
紆余曲折…。

本当にいろいろあって、なんとか千秋楽を終えようとした時のこと。

私が舞台にひとりで居るシーンで、驚き慌てて、大急ぎ上手から下手に駆け抜ける…という場面がありました。

その時、あり得ない事故が起きました。

私のセリフ中に、舞台セットの看板が倒れたんです。

それが、セリフ中に視界に入っていました。

ゆっ~くり、スローモーションのように。。。

ーーえ?どうする?

私が退場する動線に倒れて道を塞いでいるわけです。

もちろん、お客さんには、『アクシデント』として見えてるはず…。

でもね、私の役柄上、自分の大切な店の看板が倒れて、それを跨いで走り抜けるのが不自然に思えるんです。しかも、大きめな看板が斜めに倒れてるから、ぴょん❗と簡単には行かない(おそらく助走がいるのでは?)

確かに、大慌てで走り抜けるなら、勢いを付けて走って飛び越える!…ソレもありかも知れませんが、役柄は田舎のオバサンです。助走を付けるくらいの勢いを付けると、『若さ』が出てしまいそう…。

しかも、最初の頃のシーンで、看板を嬉しそうに見つめて、語るシーンがあったんです。だから、看板にそれなりの思い入れがあるわけですね。

だから、飛び越えるにしても、何も言わずに飛び越えるのは、違和感が…。

さぁ…どうしよう‼️💦💦

…と、一瞬のうちに、頭の中で、"うわんうわん❗"と考えました。

人って、様々なアクシデントの時、短時間に信じられないくらいたくさん考えるんですね💦