結局、問題のAとは、何も解決しないまま、距離も縮まらぬまま。
パンツが消えて、戻ってきた…という不思議な事件も、謎のまま…。
ある時、ある有名なドラマの仕事がありました。(国営放送の)
私、U、A、素朴なMちゃんが呼ばれました。
素朴なMちゃんは、本当に素朴そのもので、常に「私はいいです!」と、一歩後ろに下がるタイプ。
「そんな人は、この世界ではいらないよ❗」
…と、Aは、よくMちゃんを威かしていました。
「なんで?!なんでMが来るの?」
「Mが呼ばれたのが、納得いかない」
「私、Mと一緒?」
Aは、このドラマの現場に呼ばれた中にMちゃんが居るのが、本当に納得いかなかったらしく、ずっ~と、文句を言いっ放し…。
Aは、その現場は過去に何度か来た縁があるらしく、『居心地がいい』と嬉しそうでしたが、
大人なUは、いつでもどこでも肝が座っている人なので、通常通り、
私とMちゃんは、そわそわドキドキ。。
(Uは、その局にお父様がお勤めらしいのですが、知っているのは、私だけでした)
現場での通達!
…ひとりだけ、重要な役、あとは、それなりな役。
「ま、そんな感じでしょうね。」…と、つぶやいたのは、A。