はちの家造りドタバタ奮闘記(・ω・)

私のちょっとした日常や住宅にかかわるニュースなどをつらつらと…

窓のお話し

2016-09-23 09:16:13 | 日記
みなさんこんにちは。

バスケットボールのプロリーグがいよいよ日本でも始まったのですね。

詳細はよく知らないのですけど…

学生の頃遊びで毎日やってスラムダンクに夢中になったはちです。

思わずTV観戦してしまいました。

ボールの動きに目がついていきません

こんなところでも老いを感じるはちです

さて、前回はデザインの視点からみた窓の話でしたが、今回は機能、性能方面から見ていきましょう。

・縦すべり窓(縦すべり出し窓)

窓枠の上下に設けられたレールに沿って、窓を外側にすべり出させて開ける窓です。ドアのように開ける窓ですね。

実はこの縦すべり窓、風が一番良く部屋に入ってくる窓なんです。

どういう事かと言うと、開けた窓ガラスがウインドキャッチャーと呼ばれる風を捕まえる役割になって、本来は家の外側を通り抜けるだけだった風を家の中に取り込んでくれるんです。

引違い窓を縦すべり窓に変えるだけで、室内への通風量が約10倍にUPしています。

もちろん正面からの風であれば引違い窓も縦すべり窓でもほとんど関係ありませんが、正面以外の風を取り込もうとすると縦すべり窓が圧倒的に有利となります

マンションやアパートの真ん中の部屋だと引違い窓しか無い事が多いので、風が入ってこない時はホントに入ってこないですよね。

この縦すべり窓は、家の窓では主力級の扱いになっている事が多くあります。

気密性も高い(すきまが少ない)ので、性能の高い家との相性もgood。

縦すべり窓を地域や近隣の状況に合わせてどう使っているかで、風が通る家になるかならないかも変わってきます。

縦すべり窓の使い方次第で、その住宅会社や設計士の腕が分かると言っても過言ではない窓です。(引違い窓ばかりで、縦すべり窓を使わない会社もありますが・・)


・横すべり窓(横すべり出し窓)

窓枠の左右に設けられたレールに沿って、窓を外側にすべり出させて開ける窓です。

横すべり窓は水まわりでよく使われます。

水まわりでよく使われる理由は、窓を開けたい角度を自由に調整できるからです。

例えば、お風呂に入っている時に熱くなってきたので空気を入れ替えたいとなったら窓を開けますよね。

そんな時、横すべり窓を少し開ければ、お風呂の中が見えずに空気だけを入れ替える事ができます。

また、窓の上が吊元になって開く窓なので、雨が降っても多少の雨であれば家の中に雨が入ってくるのを防いでくれます。

洗面所など換気のためについつい開けっ放しにしてしまう場所に丁度いいんですね。

縦すべり窓と同じく、気密性も高いです。


・FIX窓

開ける事ができないはめ殺しの窓の事をFIX窓と言います。

主に光を取り入れるため、もしくは外の景色を見るために使います。

窓の特徴としては、窓を開ける機能が無いので窓の枠をかなり細くつくる事ができます。

そのため、とてもスッキリした窓になるのが大きな特徴です。

シンプルでスッキリした家が好きならおススメのサッシです。

また、家から見える風景を窓で切り取るピクチャーウィンドウとしてや、家の庭や坪庭などを見せる窓としても重宝する窓です。

光を入れる窓としては、吹抜けの上部につけて光を取り入れるのは説明もいらないくらいの鉄板の使い方と言えます。

ちなみに、吹抜けの窓を開けたい場合は、先ほど出てきた縦すべり窓や横すべり窓の高所用があるので、そちらを使って空気の換気に使うと言う方法もあります。(電動、もしくはチェーンで開けます)

FIX窓は四角い形だけでなく、丸いFIX窓や台形のFIX窓なんかもあるので、勾配天井や家のデザインに合わせて使えるのも魅力と言えます。


・引違い窓

日本で一番ポピュラーな窓で、2枚のサッシを右と左に動かして開閉するタイプの窓です。

サッシが互い違いになっているので、外への出入りに使い勝手が良いサッシです。

ただ、引違い窓の多用は禁物です。

引違い窓は気密性がそんなに良くない上に(縦すべり窓と比べるとすきまが多い)、見た目も建売住宅のような家になってしまうからです。

見た目の問題も当然ありますが、せっかく工事現場で細かいチェックをしながら家の気密性能を上げているのに、気密性の良くないサッシを多用して家の性能を下げるのは何とももったいない話ですもんね。

ちなみに、性能を気にする場合は片側だけ開いて出入りできるサッシを使う事もあります。

まだまだいろいろな種類のサッシがありますが、代表的なサッシをご紹介しました。
コメント
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