コンビニから直線距離でわずか100mほど、道路右側に永山墓地がある。
反対車線を走る十数台の車をやり過ごし、墓地へ入る。
こちら車線からの入り口は、道路センターポールの切り込みの関係から1ヵ所だけ。
逆に、墓地からの出口は6か所ほどある。
いつまでも右折のために止まっていると後続車の邪魔になるので、さっさと墓地敷地内へ車を入れる。
さてと。
うろ覚えの目印の記憶は、
お墓からまっすぐ道路へ向かうと、電信柱が1本立っている出口である
・・・
6か所出口全部、電信柱立ってます。(~_~;)
角にゴミステーションが設置されている。
・・・
3か所あります。
近くに 「お地蔵様」 タイプのお墓がある。
・・・見まわしただけでも10以上ある。
ダメじゃん!
役立たずなワタシの記憶。。。(T_T)
こりゃ~探し出すのは困難かねぇ。。。
遠軽の隣町、上湧別の墓地みたいにそれぞれの路地に「〇条〇丁目」って区画整理してくれるとわかりやすいのになぁ。
それでも「車で行けた場所」 だったので、一応は見てみるべきと、 適当な道を1本選んでゆっくりと走り出した。
運転する自分から見て右側、自分から右側・・・ ← 墓地の右はずれでなけりゃ、使えない記憶でしょ。 おおざっぱもいいとこ。
もちろんこんなんじゃ見つかるわけがない。
そして最後の記憶である
「すぐ奥は高台」 を思い出し、突き当りの、最近増え始めた区画(薄い黄色地区)へ車ごと移動。
以前はただの原っぱだったのだが、墓地も人口が増え続け、新興住宅が必要になったらしい。 訪問するたびに新居が増え、現在はかなりの件数になっている。
その少し高台になったところから、今度は逆に左手を見下ろす格好でトロトロと走り出した。
右側が高台部分。そこから左手を見下ろす格好で探した。
すると、いくらもせずにそのお墓が目に留まった!
おぉ! 大ばあちゃん!! 教えてくれたか、ありがとう!! (笑)
墓地へ入り込んでおそらく5分くらいと思う。 こんなに早く見つかるとは思わなかったよ~(笑)
クルマのエンジンを止め、喜々として支度。
ろーそくと~、線香と~、お花と~、お菓子お菓子♪ あ、カメラも。 せっかくだもん、記念写真ね♪
両手にいっぱい持って、お隣さんのお墓を 「すみませんね~、ちょっと通してくだしゃんせ~」 とか言いながら、遠慮がちにブロックの間を歩いていく。
驚いたカエルやバッタが ビョン! と飛び出す。 そうそう、こういうところなのよ、墓地って(笑)
さて、手に持った諸々をお墓の横に置き、目についた雑草を取り始める。
雑草といってもビニールを曳いて石を敷き詰めているのでよくある雑草だらけ、ではなく、
『つくし』のナレの果て『スギナ』だ。
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つくし(左) と スギナ(右)
ここでとっても大事なことを忘れていることに気がついた。
水がない。
あちゃ~・・・ 全く頭になかった。どうしよう・・・
お花に水。 墓石の掃除に水。 コップに水・・・。
クルマにはペットボトルはあるがウーロン茶が少し入ったまま。
しかたがない・・
ウーロン茶の登場!
大ばぁちゃん、すまん!! 水を忘れたんだ。 水の代わりにお茶で我慢してくれ!
大ばぁちゃんと、がんぼの仲だ、きっと私の意図はわかってくれる♪ うん♪ と勝手にいい方へ解釈。(笑)
大ばぁちゃんは、元気なころ、『お茶断ち』をしていた。
今となっては、何に願掛けして『お茶断ち』をしていたのか記憶にない。
もう今は遠い、昭和の終わりの頃の出来事・・・
墓石の肩口へお茶をかけ、手でぐるりと土汚れを落とす。 今日の旭川はそこそこ暑く、墓石も熱を持っており、かけたお茶もすぐに乾く。
そしてまぁ、やっぱりお茶だ。 色が残る。(~_~;) 慌ててゴシゴシ手で色がなくなるまでこする。
花活けには雨水がたまっており、捨てようにも容器は固定されていて外れない。
お茶をどぼどぼ入れて溢れさせ、古い水を入れ替える。 ・・・ お茶だとすぐ枯れるかなぁ。。
ま! ばあちゃん我慢してくれ。 今日だけもてばいい。 ← いいのか、そんなんで。
とりあえず「うん、きれいにした♪」 つもりで、袋を広げていっぱいのお菓子を積み上げた。
わらびもち、串団子、中華まん、大判どら焼き、チョコレート小袋、和菓子小袋、クッキー詰合せ、、、。
お花を添えて、ロウソクに火をつけ・・・ つけ・・・ つかん!! (T_T)
ライター積んどかんとダメだな~ マッチじゃすぐ消える。
タバコ吸ってたときは不自由しなかったけど、やめてからもう8年目。
でもタバコ以外でもライターってけっこう便利に使っていたということだ。
10本くらいマッチの軸をダメにしてようやくロウソクに火がつく。 慌ててもう1本にも火を移す。
そして線香。 1本2本じゃつかないんでまとめて1束、大盤振る舞い。 < めちゃくちゃやな。(笑)
そうしてる間にもロウソクが消える。またつける。
パッケージを見ると、「消えにくいロウソク」 と売り文句になっているけど、芯になっているロウソクの外側から更にロウを浸み込ませた紙をまいたものらしく、燃え方がなんか変。 またたく間に溶けてなくなっていくので、急いで手を合わせる。
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草取りの最中に写真を撮った。右側にまだ草が残っている。
「ばあちゃん、ごめん、来る予定になかったんで慌ててモノを調達してきた。忙しなくて・・ 勘弁な~」
時間は午後4時になる。
「また来年、来れたら来るよ。」と、添えたお菓子はひとつ残らず見事に袋にバック。
だって、放置しておくとカラスに食い荒らされるものねぇ。 環境衛生のためよ~。 とか言いながら自分で食べるのだ。(笑)
お線香は仕方ないにしても、ロウソクはきっちりと火が消えるのを確認し、ペットボトルとカメラ、袋を持って車に戻る。
電信柱が1本立っている出口 から(全部の出口に立ってるってば)、永山の親戚の家へ向かって出発する。
新たな目印?
決めたところで、がんぼの場合、当てにならんって。(-_-;)
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