唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
舞台裏を見せる非常識
非常識と云ってまずければ、失礼と云い換えれば良いだろうか。今日の神奈川新聞朝刊16面に掲載されていた写真である。記事のタイトルは「按針しのび海外と絆 横須賀市 市民ら140人集い式典」。開幕間もない時期の徳川家康に仕えたイギリス人、ウィリアム・アダムス(日本名、三浦按針)を偲ぶ式典「三浦按針祭観桜会」が昨日行われたことを報じる記事に添えられた写真である。
供養塔前の、べニア合板と木端で設えられた臨時の祭壇にお気づきであろうか。カメラマン(記者?)は献花する吉田武人横須賀市長の顔を捉えようと、その斜め前でカメラを構えて献花の時を撮影している。立ち位置が功を奏し市長の表情を捉えること成功したものの、同時に手作りの献花台の裏側をもものの見事に活写する結果となった。
芝居小屋の客席から見れば見事な仕上がりの舞台大道具も、裏から見ればベニヤ板と垂木むき出しの仮設物である。勿論だがその舞台裏が観客の目に触れることはないし、決して見せてはいけない舞台裏。しかしだ、神奈川新聞のカメラマンはものの見事にその舞台裏をカメラに収め、収めただけではなくその写真を紙面に掲載したのである。
主催者と横須賀市長に大恥をかかせる、そんな写真を平気で掲載する神奈川新聞は、ちょっと、いや、相当凄い新聞であると郷秋<Gauche>は思うぞ。掲載する写真をチェックする機能は働いていないのか。きっとデスクとか編集長と呼ばれるお方がおられるのだと思うのだが、そう云うお偉い方がこの写真の掲載を許したのだとすれば、神奈川新聞は大した新聞だぞと、購読している郷秋<Gauche>はますます神奈川新聞が好きにならずにいられないのである。
「恩田の森Now」
日曜日に撮影した写真を、」昨夜掲載いたしました。森で咲く花々をどうぞご覧ください。
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