唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
恩田の森の日本画家
昨日の神奈川新聞に「理想の風景 50年の醸成を経た『竹林』」と題した記事が掲載されていた。「横浜発 おもしろい画家 中島清之(なかじま きよし) 日本画の迷宮」と題する美術展(横浜美術館 2016年1月11日まで)の開催と連動する記事のようだ。そう云えばしばらく前にも「ちあきなおみ」が「喝采」を歌う絵が神奈川新聞に掲載されていた。
その記事を、大した期待もなく読み進んで郷秋<Gauche>はびっくり驚いた。そこには「中島清之は71歳を迎えた1970(昭和45)年、40年間暮らした横浜市南区の大岡から、同市緑区恩田町(現・青葉区恩田町)に転居し、アトリエを構えた」と書かれているのだった。
「当時辺りは一面の田園で、丘の上の清之のアトリエは、鬱蒼とした竹林に囲まれていた。(中略)アトリエの大きな窓から豊かな緑を見渡す恩田での暮らしは、円熟期を迎えた清之に、新たな創造のエネルギーを与えるものとなった。そして転居から5年目、(中略)『竹林に差す光』を主題に、この大作《緑扇》に臨む」とある。
郷秋<Gauche>が毎週歩く恩田の森のどこに中島清之のアトリエがあったのか、知りたくて検索をするのだが、横浜美術館での今回の展示に関する記事以外にはネット上には中島清之これに関する情報はほとんどないようだ。恩田町における中島清之に関する情報をお持ちの方がおられれば、どんな些細なことでも結構、是非是非ご教示いただきたい。
今日の一枚は、晩年の中島清之が愛し、そして40年後の今、郷秋<Gauche>がこよなく愛する横浜市青葉区恩田町、恩田の森の初冬。
横浜市青葉区の里山「恩田の森」の四季の移ろいを毎週ご覧いただける「恩田の森Now」も是非ご覧ください。ただいまは5日に撮影した写真を4点掲載いたしております。
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