交通事故死者数が過去最少に

 2018年の交通事故死者数が1949年の3,790人を下回る3,532人と、過去最少を記録したとの報道。「交通戦争」と云われた1970年の16,765人と比べると1/5ほどまで減少している。この間に法整備と共に道路、自動車双方の安全対策が進んだ結果ではあるが、見方を変えれば現在でも一年間にこれだけの方が交通事故で亡くなってもいるわけで、近頃話題になっている「あおり運転」の末の事故、高齢者の事故など、これまでとは違った形の死亡事故が増えている事実もある。

 ここ数年の自動車の運転アシスト機能の急速な進展、歩行者を守るエアバッグの開発などが進んだ結果事故そのものの発生件数が減少し、同時に万が一の事故の際の死亡事故率が減少するなどによってさらなる死亡事故減少が期待できる。

 自動車運転の自動化が進めば進むほどに人間の運転技量は低下する。進んだはずの自動運転に不具合があり、それをカバーできるだけの運転技量に欠けた結果発生した事故の責任は誰が負うべきなのか、法整備の遅れと同時に自己の責任を機械に転嫁するような風潮が顕著になるのではないかと心配にもなる昨今の交通事情である。


 と云うわけで今日の一枚は、交通事故死者が1万人を超えていた1980年代のスポーツカー、と云うのは嘘。実は2シーターのトラック。オーバーフェンダー、チンスポイラー、砲弾ミラー、レカロのシートはノンオリジナル。運転操作の全てがドライバーに委ねられていた古き良き時代のクルマである。

 blog「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは12月30日に撮影した写真を7点掲載いたしております。穏やかな年の瀬の森の様子をご覧いただければ幸いです。

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