唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
無精髭、伸びておりました
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例年二月の末には無精髭のような新芽が出て来る青葉山荘北庭の大甘菜なのですが、今年は寒さのせいで遅れているのかと思ったら、勝手に生えてきて伸び放題になっているクリスマスローズの葉の陰になっておりました(覆い被さっていたクリスマスローズの葉を切りました)。気付かずにいた間に随分と無精髭が伸びておりました。手前の緑が濃くて丸い葉が大甘菜、その後ろに少し見えているが薄緑で少し幅広の葉が花韮です。
大甘菜(おおあまな。キジカクシ科オオアマナ属の多年草)は、園芸店などでは学名のOrnithogalum umbellatumから「オーニソガラム」の名前で販売されていることが多いようです。日本在来の甘菜とはまったくの別物で有毒ですので注意が必要です。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸と云われ、日本には明治時代末期に観賞用として移入されたようですが日本の気候が気に入ったようで、庭から逃げ出して野生(雑草)化もしてもおり、青葉山の大甘菜も道端で咲いていたのを頂いてきたものです。開花は2カ月後の4月の下旬です。
この大甘菜は「ベツレヘムの星」(Star of Bethlehem)」と云う別名を持っています。「ベツレヘムの星」とは、イエス・キリスト誕生の夜に光り輝いた星で、東方の三人の博士がこの星に導かれて飼い葉桶に眠るイエスにまみえた、と伝えられている星です。
大甘菜の後ろの花韮(はなにら。ヒガンバナ科ネギ亜科ハナニラ属)の原産地は南米アルゼンチンで、大甘菜とほぼ同時期に日本に渡来。大甘菜以上に日本の気候が合っていたらしく現在ではほとんど雑草化し、道端や田畑の隅などで見ることができます。ちなみにこの花韮も「ベツレヘムの星」と呼ばれることもあるようですので、ちょっとややこしいですね。花期は大甘菜よりもひと月早く3月下旬から咲き始めます。
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは2月15日に撮影した写真を4点掲載いたしております。浅春から早春へと移りゆく森の様子をご覧いただけましたら大変嬉しく思います。
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