スーパー!ドラマTVで、アメリカのテレビドラマ「LAW&ORDER」が
始まりました。
判事ディードが終わって、若干、虚脱状態でしたが、
どうやら、この「LAW&ORDER」にハマり込みそうです。
この火曜日の2回目の分は、9.11後の消防士家族の話です。
9・11はアメリカだけでなく、その後のイラクやアフガンに対する
軍事介入のきっかけとなったもので、世界の政治・軍事情勢に
大きな影響がありました。
また、莫大な軍事費は間接的には、現在のアメリカの債務危機に
繋がっています。
そういう難しいことは別にして、同じように救済に当たった消防士も
死亡したもの、重度の障害を負ったもの、肉体的には特に傷害がなかった
ものなどいろいろです。
高額の死亡補償金をもらった遺族もいます。
今回のドラマのように親友の夫を奪って再婚するものもいます。
夫を奪われた妻の悔しさもよくわかります。特に奪った女性は、
莫大な補償金をもらっているのですから。
弁護士は、同情論で弁護するのですが、検事のジャック・マッコイは
それはそ。犯罪になる以上は厳しくというようです。
もちろん、厳しいからこそ、問題点も浮き彫りにされるのだと思いますし、
見ている方もおもしろいです。
今回は二級殺人で陪審は有罪と認めましたが、量刑についてはドラマでは
出てきません。
量刑は判事の職務であり、二級殺人となると、量刑の幅は広いので
結論としては、妥当なものになる可能性はあります。
捜査から判決までが一気に見られるドラマというのはあまり知りません。
1時間番組ですが、メリハリがあり、捜査のスピーディーな展開と
他方、裁判部分の論点ではじっくりと描かれていて、内容の濃い、充実した
ドラマでした。
また、DNA鑑定についても専門的な意見がわかりやすく理解できる
ものになっていました。
なお、今回は2004年9月から放送のシーズン15ですが、
今もシリーズは継続しているようで、最新シリーズでは
例のIMF元専務理事の事件を元にしたドラマに早速取り組んで
いるということでした。