弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

小沢一郎氏の裁判と緊急入院騒ぎ

2011年10月08日 | 政治、経済、社会問題

小沢氏の裁判が始まったとたんの入院騒ぎです。

尿路結石でたいしたことないということですが、
救急車で入院したということが気になります。
政治家が入院する場合、できるだけ極秘にというのが普通です。
むしろ見てくれとでもいうような感じです。

14日の2回目の裁判に対する対応がどうなるかがさしあたり
注目されます。
今はどちらもあり得ますが、
むしろ、どちらもあり得るということがポイントです。

もともと政治資金規正法はザル法です。
政治家に言い訳の口実を与えるための法律のようなものです。
これまでは、厳密に解釈してきたので、トカゲのしっぽ切りに
終っていました。
しかし、今回の起訴は検察審査会の議決に基づくもので、スタートから
これまでとは違っています。
そして秘書たちの裁判は有罪でした。
明らかに流れが変わっています。
おそらく裁判でもこれまでとは違った認定方法になる可能性があります。
つまり、普通の人の常識を反映したものになる可能性があります。
こういう動きも今回の入院騒動に影響していると思います。

ザル法を改めるのは国会議員の仕事ですが、
日本の国会議員さんは自らの仕事をしないことになっていますので
裁判所にザル法を改めてもらうしかありません。
常識的な事実認定をするだけで、できることです。

政治家はかわらないので、国民の方がかわるしかありません。
裁判所には国民の立場にたってほしいですし、
最近はそういう傾向にあるようです。

いずれにしても14日を注目しましょう。


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